シリコンスタジオ、人材事業の堅調な推移で赤字が縮小 営業損失500万円 2019年11月期第1四半期決算

シリコンスタジオ

エンタメや自動車、不動産業界などに向けて積極的に営業を実施。前年度から継続して他社との協業タイトルで利益が発生。

シリコンスタジオ株式会社(以下、シリコンスタジオ)は、2019年11月期第1四半期決算を4月5日(金)に発表した。当期連結経営成績に関しては、売上高は11億5600万円(前年同期比5.2%増)、営業損失は500万円、経常利益は600万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は1000万円だった。

シリコンスタジオ決算

経営成績に関する説明

シリコンスタジオは、前年度に引き続き、主にコンピュータグラフィックス関連のビジネスに多角的に取り組み、同時に収益性の改善に努めてきた。

当第1四半期連結累計期間における、開発推進・支援事業については、強みであるエンターテインメント(娯楽)業界向け案件の着実な獲得と、成長余地が大きい自動車業界や不動産業界などの非エンターテインメント領域で積極的な営業を行なってきた。

人材事業では、前年度に続いて人材派遣と紹介件数が堅調に推移した。

また前年度から継続して、他社との協業コンテンツタイトルについては、若干の利益が発生し、それを「その他」のセグメントに計上した。

全社費用については、管理業務の効率化と費用の圧縮などを実施した。

その他、営業外収益として持分法による投資利益1400万円、特別利益として株式会社クレイテックワークスの株式すべてを売却したことにより関係会社株式売却益600万円を計上した。

以上の結果、当連結会計年度におけるグループの業績は、売上高11億5600万円(前年同期比5.2%増)、営業損失500万円(同3億5800万円増)、経常利益600万円(同4億700万円増)、親会社株主に帰属する四半期純利益1000万円(同4億1200万円増)となった。

セグメント毎の業績は以下。

開発推進・支援事業
ミドルウェアライセンス販売の売上高については、当第1四半期連結会計期間に見込んでいた一部の案件で、ユーザーの要望により前第4四半期連結会計期間に売上計上したことの反動などにより減収となった。

受託開発の売上高については、計画通りに大型案件の納品が完了したことなどで、増収。また、注力分野である自動車業界向け事業の売上高と、ネットワーク構築・運用などのサービスを提供するソリューション売上が増収となった。
上記の結果、売上高は6億6800万円(前年同期比20.9%増)、セグメント利益は3600万円(同782.7%増)となった。

人材事業
当第1四半期連結累計期間においては、派遣先企業で稼働した一般派遣労働者数は延べ798名、有料職業紹介の成約実績数は65名となった。

上記の結果、売上高は4億4800万円(前年同期比11.6%増)、セグメント利益は8900万円(同10.7%増)となった。

関連サイト

シリコンスタジオ株式会社公式サイト
2019年11月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

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