ネオス、ソリューションやコンテンツ事業の好調で黒字転換 営業利益5億円 2019年2月期決算

ネオス

音声通訳機「POCKETALK W」などのIoTデバイスの売上が大きく増加。四半期純利益に関しては創業以来の最高益を記録。

ネオス株式会社(以下、ネオス)は、2019年2月期決算を4月12日(金)に発表した。当期連結経営成績は、売上高は89億200万円(前期比80%増)、営業利益は5億400万円、経常利益は4億8100万円、親会社に帰属する四半期純利益は4億3600万円だった。

決算 サマリー 概況

経営成績に関する説明

ネオスグループでは、IoTの成長性を見据え、2015年10月に株式を取得し持分法適用関連会社化した株式会社ジェネシスホールディングス(以下、ジェネシス)を、2018年3月に連結子会社化。本格的にデバイス事業に取り組むことになった。

今期のデバイス事業に関しては、ソースネクスト株式会社(以下、ソースネクスト)が9月に発売した音声通訳機「POCKETALK(ポケトーク)W」やJapanTaxi株式会社(以下、JapanTaxi)が9月から全国展開を開始した「決済機付き車載サイネージタブレット」などのIoTデバイスの売上が大きく伸びた。

ネオスデバイス

ソリューション事業については、各領域のデジタル化やネットサービス化の流れを受けて、金融系や映像系のサービス構築支援事業が堅調に推移した。

ソリューション

コンテンツ事業においては、キッズと教育分野に注力しており、今期はスマートフォンアプリ『クレヨンしんちゃんお手伝い大作戦』が大きく伸長した。

コンテンツ

以上の結果、当連結会計年度におけるグループの売上高は89億284万円(前期比80%増)、営業利益は5億449万円(前期は営業損失3億2336万円)、経常利益は4億8163万円(前期は経常損失4億3106万円)、親会社に帰属する四半期純利益は4億3642万円(前期は純損失6億4649万円)となり、親会社に帰属する四半期純利益に関しては、創業以来の最高益となった。

セグメント毎の業績は以下。

ソリューション事業
多様な領域でのデジタル化やネットサービス化の需要継続で、ネットサービスの構築支援事業が堅調に推移した。

リアル領域においては、マーケティングや顧客接点などにおけるネットの活用が急速に拡大しており、開発から運用までサポートする事業が好調であった。加えて、FinTech関連ソリューションにも注力しており、スマートフォンでのプリペイド決済を実現する“ValueWallet”事業においては、上島珈琲店への導入をスタートした。

上記の結果、売上高は41億8302万円だった。

コンテンツ事業
キッズ向けのアプリビジネスの拡大に取り組んでおり、有料課金の展開に加え、広告モデルや海外展開など、収益の多角化を推進している。

今期に関しては、好調のアプリ『クレヨンしんちゃんお手伝い大作戦』に加え、『きかんしゃトーマスせんろをつくろう』をリリースした。

また、ネット展開の多角化と並行してリアル領域でのビジネス化を進めており、タブレットとコンテンツを組み込んだIoTキッズカートをドン・キホーテに導入、SONYモバイル製ポータブルプロジェクター「Xperia Touch(エクスペリアタッチ)」に専用ホームアプリと知育コンテンツを実装し、幼稚園や保育園向けにサービスプラットフォームを展開するなど、キッズコンテンツのノウハウを活かした新事業展開に取り組んでいる。

上記の結果、売上高は7億9205万円だった。

デバイス事業
2018年3月に連結子会社化したジェネシスは、ハードウェアのシリコンバレーといわれる中国の深圳に製造拠点を置き、その特有なサプライチェーンをフルに活用したODM事業の展開を行なっている。

ジェネシスの特徴は、日本人経営によるきめ細かい品質管理力をベースとしつつ、深圳の立地を活かした低コスト、短納期かつ少量多品種での製品供給を実現しているところと発表。

今期に関しては、IoTデバイスの出荷が急拡大。これに関しては、ソースネクストの音声通訳機「POCKETALK W」の爆発的な売れ行きによる出荷拡大と、JapanTaxiの「決済機付き車載サイネージタブレット」の出荷開始が大きく寄与した。

上記の結果、売上高は39億2777万円だった。

関連サイト

ネオス株式会社公式サイト
2019年2月期決算短信〔日本基準〕(連結)
2019年2月期決算説明会 資料

ネオス