任天堂、当期ミリオンセラータイトルは23タイトル 営業利益は2497億円 2019年3月期決算

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Nintendo Switchの大ヒットで大幅な増収増益。次期については今期と同等の業績見込みを発表。

任天堂株式会社(以下、任天堂)は、2019年3月期決算(連結)を4月25日(木)に発表した。当期の連結経営成績に関しては、売上高が1兆2005億6000万円(前年同期比13.7%増)、営業利益2497億100万円(前年同期比40.6%増)、経常利益は2773億5500万円(前年同期比39.1%増)、親会社に帰属する当期純利益は1940億900万円(前年同期比39.0%増)だった。

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2019年3月期は、Nintendo Switchでソフトウェアの販売が好調に推移し、ハードウェアの販売拡大に貢献した。

特に『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』が1381万本、『ポケットモンスター Let’s Go! ピカチュウ・Let’s Go! イーブイ』が1063万本、『スーパー マリオパーティ』が640万本の販売を記録するなど、全世界で大ヒットとなった。

加えて、『マリオカート8 デラックス』が747万本を販売するなど、前期以前に発売したタイトルも好調に販売本数を伸ばし、当期のミリオンセラーのタイトル数は、ソフトメーカーのタイトルを含めて23タイトルとなった。

これらの結果、当期のハードウェアの販売台数は1695万台(前期比12.7%増)、ソフトウェアの販売本数は1億1855万本(前期比86.7%増)となった。

一方、発売から8年が経過したニンテンドー3DSでは、ハードウェアの販売台数は255万台(前期比60.2%減)、ソフトウェアの販売本数は1322万本(前期比62.9%減)となった。

その他、「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」及び「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」は合計595万台を販売した。

ゲーム専用機におけるデジタルビジネスでは、主にNintendo Switchのパッケージ併売ソフトやダウンロード専用ソフト等による売上が好調だったことにより、デジタル売上高は1188億円(前期比95.4%増)となった。

モバイルビジネスでは、当期に配信を開始した『ドラガリアロスト』をはじめ、配信済みのアプリも国内外で多くのユーザーに楽しんでもらっており、モバイル・IP関連収入等の売上高は460億円(前期比17.0%増)となった。

これらの状況により、売上高は1兆2,005億円(うち、海外売上高9348億円、海外売上高比率77.9%)、営業利益は2497億円、経常利益は2773億円、親会社株主に帰属する当期純利益は1940億円となった。

関連リンク

任天堂ホームページ
任天堂 2019年3月期決算短信[日本基準](連結)

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