スクエニHD、新作ゲーム発売も各種費用の増加で減益 営業利益245億円 平成31年3月期決算

スクエニ

デジタルエンタテインメント事業は売上増も、費用増やライセンス収入減で利益減少。マンガアプリ『マンガUP!』の好調で出版は増収増益。

株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス(以下、スクエニ)は、平成31年3月期決算を5月13日(月)に発表した。当期連結経営成績については、売上高2710億4800万円(前期比8.2%増)、営業利益245億3100万円(同35.7%減)、経常利益283億1200万円(同21.6%減)、親会社に帰属する四半期純利益184億6300万円(同28.5%減)だった。

スクエニ決算 セグメント報告

経営成績に関する説明

スクエニグループは、報告セグメントをデジタルエンタテインメント事業、アミューズメント事業、出版事業、ライツ・プロパティ等事業の4つと定めており、各々のセグメントにおいて、事業基盤の強化と収益力の向上に努めている。

また、完全子会社である株式会社Luminous Productionsについて、事業方針の抜本的見直しを行なう決定をしたことで、主に同事業に係るコンテンツ制作勘定の処分等36億3800万円を特別損失として計上した。

当連結会計年度の業績は、売上高は2710億4800万円(前期比8.2%増)、営業利益は245億3100万円(同35.7%減)、経常利益は283億1200万円(同21.6%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は184億6300万円(同28.5%減)となった。

セグメント毎の業績は以下。

デジタルエンタテインメント事業
ゲームを中心とするデジタルエンタテインメント・コンテンツの企画、開発、販売、運営を行なっている。

家庭用ゲーム機向けタイトルについては、『KINGDOM HEARTS III』『SHADOW OF THE TOMB RAIDER』『JUST CAUSE 4』などの新作を販売したことで、前期比で売上が増加した。一方で、新作タイトル投入に伴う各種費用の増加により、収益は減少した。

ゲーム

スマートデバイスやPCブラウザなどをプラットフォームとするコンテンツに関しては、前期と上期にサービスを開始したタイトルの多くが、想定を下回り、既存有力タイトルの売上高に上乗せをするに至らなかった。ライセンス収入の減少により、前期比で減収減益となった。

スマホPC

多人数参加型オンラインロールプレイングゲームにおいては、前期に『ファイナルファンタジーXIV』と『ドラゴンクエストX』の拡張パッケージの発売があった反動により、前期比で減収減益となったが、当期の継続課金収入は好調を維持している。

MMO

上記の結果、売上高は2045億9000万円(前期比6.9%増)、営業利益は290億6200万円(同33.1%減)となった。

アミューズメント事業
アミューズメント施設の運営、アミューズメント施設向けの業務用ゲーム機器・関連商製品の企画、開発、販売を行なっている。

当期は、店舗運営が堅調に推移したことに加えて、アミューズメント機器の新作を発売したことで増収となったが、店舗での新機種導入に伴う償却費の増加などにより、前期比で減益となった。

上記の結果、売上高は462億4300万円(前期比10.8%増)、営業利益は19億5800万円(同18.5%減)となった。

アミューズメント

出版事業
コミック雑誌、コミック単行本、ゲーム関連書籍等の出版、許諾などを行なっている。

コミック単行本では、紙媒体での販売が前期と同水準だったが、電子書籍形式の販売が大幅に増加した。

さらに、マンガアプリ『マンガUP!』が好調だったことから、前期比で増収増益となった。

上記の結果、売上高は140億3100万円(前期比27%増)、営業利益は39億7000万円(同60.7%増)となった。

出版

ライツ・プロパティ等事業
主に、スクエニグループのコンテンツに関する二次的著作物の企画や制作、販売、ライセンス許諾を行なっている。

当期は、前期における有力コンテンツの新規キャラクターグッズなどの投入があった反動や、新規事業展開を目的とする先行投資などにより、減収減益となった。

上記の結果、売上高は73億9700万円(前期比2.3%減)、営業利益は9億3200万円(同50.6%減)となった。

ライツ

関連サイト

株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス公式サイト
平成31年3月期決算短信〔日本基準〕(連結)
2019(令和元)年5月13日開催 決算説明会資料

スクエニ