劇団の運営や公演企画、俳優マネジメントなどを手掛けていた演劇興行会社。観客動員の伸び悩みなどで売上が減少し、今回の措置に。
株式会社ネビュラプロジェクト(以下、ネビュラプロジェクト)が、山崎・秋山・山下法律事務所所属の秋山清人弁護士ほかに一任し、破産申請を行なう予定であることが、株式会社東京商工リサーチのTSR速報で明らかになった。負債総額は調査中となっている。
ネビュラプロジェクトは、1985年に創業した演劇興行会社で、早稲田大学の演劇サークル出身者を中心に結成された劇団「演劇集団キャラメルボックス」の運営や、劇団の公演企画、ノベルティ製作、俳優マネジメントなどを手掛ける企業。人気俳優の上川隆也氏が所属していたことでも知られ、演劇界では有数の知名度を誇っていた。
2006年1月期には売上高10億1000万円を計上していたが、観客動員の伸び悩みなどにより売上が減少。2018年1月には売上高が約5億円に減り、今回の措置になった。
また、「演劇集団キャラメルボックス」は、5月31日(金)に公式サイト及び公式Twitterで活動休止を発表していた。
お知らせとお詫び
キャラメルボックスの活動の休止について
キャラメルボックス代表・成井豊https://t.co/NPFjNJ0Lpi pic.twitter.com/A3ZCkCqX59— キャラメルボックス(劇団公式) (@caramelbox_com) 2019年5月31日