◆お、お兄様の新作ゲームアプリですって!?
さてさて、今回の『アニメ大好き！ゲーム満喫術』で紹介するゲームは『魔法科高校の劣等生 LOST ZERO』（以下『魔法科LZ』）です！ 「あれ？ 『魔法科高校の劣等生』のゲームって第1回で紹介してなかった？」と不思議に思う、この連載の熱心なファンもいらっしゃるかもしれません（いるのか……？ いや3人くらいはいてくれるはず……）。しかしご心配なく、『魔法科LZ』は、9月4日（木）から配信がスタートした新作ゲームなのです！
◆『魔法科LZ』はファンにはたまらない要素だらけ！
『魔法科LZ』は、原作と同じく「国立魔法大学付属第一高校」がおもな舞台となります。この第一高校に転入をしてきた、ゲームオリジナルキャラクターである「零乃」の姓を持つ主人公（＝プレイヤー）と、その妹まやか（CV.内田真礼さん）が物語のメインキャラクター。彼らは自分たちの家系が開発した稀有な系統外魔法「術師増幅（マギカ・ブースター）」の有用性を検証するため、協力者である司波兄妹たちとともに、さまざまな任務を行なっていきます。
登場キャラクターがぐりぐり動く3DCGモデルで描かれているのも、『魔法科LZ』の魅力。もちろんテレビアニメのキャスト陣によるボイスもばっちり収録されています。そして特筆すべきなのは、3DCGキャラクターの衣装が変更できるという部分でしょう！ 作中で登場した衣装はもちろん、原作では見られなかった姿のキャラも登場するので、原作ファンとしてはテンションが上がってしまいます。
▲こんな水着姿が拝めるシーンもあります。美月ファンには最高じゃないの！
◆魔法が飛び交う任務はシンプルながらも戦略性高し！
ゲームのおもな流れは、キャラクター4人で組んだデッキにフレンド1名の協力を得て、任務（いわゆるクエスト）をクリアしてストーリーを進めていくというもの。任務中の各ステージは、さまざまな敵キャラと戦闘をすることになります。
戦闘では、「魔法ゲージ」が溜まったキャラをタップすることで攻撃ができます。これを繰り返して敵を倒していくのですが、キャラを連続でタップすると発動する「連携攻撃」、各キャラの特性や属性の有利不利、必殺技の使用タイミングなど、しっかりとした戦略を練るのが勝利のためには必要です。ただタップしているだけではクリアできないような歯ごたえのあるステージも多いので、つい夢中でプレイしてしまいます。
▲戦闘中のキャラクターはちびキャラになって登場。3DCGモデルとはまた違ったかわいさがあってよいものです。ちなみにちびキャラにも衣装チェンジは反映されますよ。
▲必殺技にはド派手な演出が入るものも多数あります。必殺技もかっこいいお兄様はさすがです！
◆会話やプレゼントでデレさせてパワーアップ！
主人公が使う魔法「術師増幅（マギカ・ブースター）」は、仲間との親愛度でその効果が増幅する「絆を深めれば深めるほど強くなる」という代物。この設定が表現されているのが「コミュ」モードです。これは任務クリア後に獲得できる「CP」というポイントを消費し、キャラクターと会話して経験値や「デレ度」と呼ばれる親愛度を得るというモード。デレ度が100%まで上がると、次回戦闘時にそのキャラクターの能力がアップするので、ガンガン会話してデレ度を獲得していくのが任務クリアへの近道のひとつです。
とても重要なコミュモードなんですが、そういったゲーム的な要素を抜きにしても、『魔法科』キャラといろんな会話を楽しめるというのは非常に楽しいんです。キャラクターごとに多彩な会話パターンが用意されていて、原作では見れない珍しい一面を見られたりもします。
▲劇中では見られない（と思う）十文字先輩の弾けるような笑顔！ これが拝めるだけでも『魔法科LZ』をプレイする価値はある！
▲プレゼントでデレ度の上昇を上乗せすることもできます。ギャルゲーをやっているような感覚になりますが、これも任務のためだから仕方ないね！
◆この、ゲームの出来はやっぱり「さすがです！」
『魔法科LZ』はゲームとしての完成度が高いのはもちろんですが、それ以上に、今回の記事で紹介した、衣装チェンジやコミュ会話といった部分で「原作では見られないキャラクターの一面」を垣間見られるのが非常に楽しいんですよね。原作よりコミカルな展開が多いストーリーにも、そういった「原作にはない新たな魅力」がしっかり反映されていて、それがまたキャラクターたちの新たな一面を気づかせてくれています。アニオタとしてもゲーム好きとしても、満点をあげたいアニメアプリです。みなさんもぜひ、『魔法科LZ』でお兄様たちの新たな一面に触れてみてください！
この記事を書いた人
アニメ、特撮大好きライター。番組改編期はいつもセンチメンタルになるが、新番組がはじまるとすぐ復活する現金な奴。秋の新作アニメは『Gレコ』と『四月は君の嘘』推し！ そこ、ありがちとか言わないの！
