サイバーエージェント、既存タイトル好調もゲーム事業は利益微減 営業利益233億円 2019年9月期第3四半期決算

メディア事業は「AbemaTV」への投資継続も売上増加。ゲーム事業は既存タイトルの好調で売上は増加。投資育成事業は大きく増収増益。

株式会社サイバーエージェント(以下、サイバーエージェント)は、2019年9月期第3四半期決算を7月24日(水)に発表した。当期連結経営成績は、売上高3418億5200万円(前年同期比9.6%増)、営業利益233億9300万円(同11.9%減)、経常利益231億7400万円(同7.8%減)、親会社に帰属する四半期純利益17億7600万円(同64.5%減)だった。

2019年9月期第3四半期決算 四半期決算 損益計算書

経営成績に関する説明

サイバーエージェントグループは、スマートフォン市場の成長を取り込む一方で、中長期の柱に育てるため、前期に続いて「AbemaTV」への投資期と位置付けている。

以上の結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は3418億5200万円(前年同期比9.6%増)、営業利益は233億9300万円(同11.9%減)、経常利益は231億7400万円(同7.8%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は17億7600万円(同64.5%減)となった。

セグメント毎の業績は以下。

メディア事業
「AbemaTV」「Ameba」「タップル誕生」などが属している。

前期に引き続き「AbemaTV」への投資期でありながらも、売上を伸ばした。

上記の結果、売上高は281億9800万円(前年同期比24.1%増)、営業損失は138億7500万円(前年同期は123億9200万円の営業損失)だった。

メディア営業利益

ゲーム事業
株式会社Cygames、株式会社サムザップ、株式会社Craft Eggなどが属している。

既存タイトルが好調に推移したことで、売上高が増加した。

上記の結果、売上高は1144億9900万円(前年同期比4.4%増)、営業利益は190億3700万円(同9.2%減)だった。

ゲーム営業利益

インターネット広告事業
インターネット広告事業本部、株式会社CyberZなどが属している。

今期は、新規広告主の開拓に注力した。

上記の結果、売上高は1956億200万円(前年同期比9%増)、営業利益は153億5800万円(同8.7%減)となった。

ネット広告営業利益

投資育成事業
コーポレートベンチャーキャピタル、株式会社サイバーエージェント・キャピタルなどのファンド運営が属している。

売上高は63億1800万円(前年同期比101.5%増)、営業利益は48億4900万円(同140.6%増)だった。

その他事業
株式会社CAM、株式会社ウエディングパークなどが属している。

売上高は140億4000万円(前年同期比8.7%増)、営業利益は5億4400万円(同64.8%減)だった。

関連サイト

株式会社サイバーエージェント公式サイト
2019年9月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2019年9月期第3四半期 決算説明会資料