ソフトバンクとの業務提携により、1月から「App Pass」の運用を開始。5月8日付けでライオンズフィルムにオンラインゲーム事業を譲渡。
株式会社ベクター(以下、ベクター)は、2020年3月期第1四半期決算を7月26日(金)に発表した。当期経営成績は、売上高2億8300万円(前年同期比16.3%増)、営業利益2500万円、経常利益2500万円、四半期純利益2700万円だった。
経営成績に関する説明
ソフトウェア販売事業については、販売施策等で拡販施策により、当第1四半期の営業収益は前年同期比で大きく増収した。
ソフトバンク株式会社との業務提携により、2019年1月からスタートした「App Pass」の運用業務をはじめたことで、営業収益と営業利益が増加した。
一方で、ゲーム市場での競争の激化、パソコン向けゲーム市場の縮小などの影響で、パソコン向けゲーム、スマートフォン向けゲーム等のサービスを提供していたオンラインゲーム事業を、2019年5月8日付けでライオンズフィルム株式会社に譲渡した。
以上の結果、当第1四半期累計期間の営業収益は2億8300万円(前年同期比16.3%増)、営業利益2500万円(前年同期は6200万円の営業損失)、経常利益は2500万円(前年同期は6200万円の経常損失)、四半期純利益は2700万円(前年同期6400万円の四半期純損失)であった。
セグメント毎の業績は以下。
App Pass事業
2019年1月から「App Pass」の運用受託を開始した。
当第1四半期累計期間におけるApp Pass事業の販売金額は1億4500万円(前年同期の販売金額はなし)だった。
ソフトウェア販売事業
法人向け市場は底堅く推移し、個人向け市場は減少が続いていたが、法人向け市場への利便性を高めるサービスを拡充したソフトウェアの拡販施策等を行なったことで、販売金額が増加した。
上記の結果、販売金額は9400万円(前年同期比17.6%増)となった。
サイト広告販売事業
ネットワーク配信型広告(キーワード広告、ユーザーの傾向を分析する行動ターゲティング広告等)の営業収益が、配信単価の上昇の影響で大きく増加した。
上記の結果、販売金額は900万円(前事業年度比17.2%増)となった。
その他
ゲーム以外のスマートフォン向けサービスを提供。
当事業年度におけるその他の販売金額は100万円(前事業年度比50%減)となった。