『ぼくとドラゴン』『でみめん』のゲーム売上が低調に推移。初のブラウザゲーム『猫とドラゴン』をリリース。VRへは投資継続。
株式会社イグニス(以下、イグニス)は、2019年9月期第3四半期決算を8月9日(金)に発表。当期連結経営成績は、売上高は40億6200万円(前年同四半期比11.7%増)、営業損失は7億2300万円、経常損失は8億700万円、親会社株主に帰属する四半期純損失は3億5800万円だった。
経営成績に関する説明
当第3四半期連結累計期間においては、前連結会計年度に引き続き高成長を続けているコミュニティのジャンルが連結売上高に大きく貢献した。
また、新規事業の商業化に向けた開発投資や既存事業の強化に向けたプロモーション等の事業投資も引き続き実施した。
ゲーム事業では、主力タイトル『ぼくとドラゴン』が配信開始から5年目に突入し、既存ユーザーの満足度向上と収益の安定化を目指すため、季節イベントの強化や、他社人気IPとのコラボレーションの実施など、各種施策を行なった。女性向け新作スマホRPG『でみめん』に関しては、ゲーム内の季節イベントの他、公式SNSと連動したプレゼントキャンペーンを行なうことで、ユーザーとのエンゲージメントを高めるサービス運用を行なった。イグニスグループ初のブラウザゲーム『猫とドラゴン』をリリースするなど、新領域への挑戦も行なっている。
一方、スマートフォン向けゲームマーケットの競争は一層激化してきており、前期に続いてプロモーションを中心とした的確なコストコントロールを行なったが、既存タイトルと新規タイトルの売上寄与は共に限定的となり、ゲームジャンル全体の売上高は減少した。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は40億6272万円(前年同四半期比11.7%増)、営業損失は7億2324万円(前年同四半期は9億5144万円の営業損失)、経常損失は8億730万円(前年同四半期は9億7963万円の経常損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失は3億5834万円(前年同四半期は10億8367万円の親会社株主に帰属する四半期純損失)となった。
関連サイト
株式会社イグニス公式サイト
2019年9月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2019年9月期第3四半期決算説明資料