いちから、SBIインベストメント、KLab、中国投資家の3社から約7億円の第三者割当増資を実施

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調達した資金は人材採用への投資、「にじさんじ」の設備投資、中国向けVTuber事業などに使用。新サービス「ユメノグラフィア」も推進。

いちから株式会社(以下、いちから)は、SBIインベストメント株式会社が運営するSBI AI & Blockchain投資事業有限責任組合、KLab株式会社、中国投資家の3社を引受先とする約7億円の第三者割当増資を実施したことを発表した。

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いちからは、2017年5月に設立されたエンターテイメント系スタートアップ企業。VTuber/バーチャルライバーグループ「にじさんじ」の運営をはじめとするエンターテイメントの領域で事業を展開している。

資金調達については、エンタメコンテンツの業界で最も重要な財産である人材採用への投資と、高クオリティのコンテンツを「にじさんじ」で提供できる体制確保のために積極的な設備投資を行なうために実施。

今後は、すでに行なっている中国企業との共同プロデュースによる中国向けVTuber事業や、インドネシア事業など、VTuber事業の海外市場への展開をさらに加速。加えて、先日β版をリリースしたVR技術を用いた、バーチャル世界のキャラクターと双方向コミュニケーションを行なえる新サービス「ユメノグラフィア」などの新体験を生み出す、新規事業を進めていくと発表した。

本発表に関して、いちからの代表取締役である田角陸氏が以下のコメントを寄せた。

いちから 代表取締役 田角陸氏
「「魔法のような、新体験を。」というミッションを掲げ、いちからは、所属するVTuber/バーチャルライバーの皆様、ファンの皆様、働くメンバー、クリエイターの方々、投資家の皆様に支えられてVTuber/バーチャルライバー事業を展開し、2周年を迎えました。
今回の資金調達によって、当社はVTuber事業をはじめとする当社事業を拡大していくために、以下に掲げるような積極的な投資を行なっていきます。
エンタメコンテンツの業界で最も重要な財産は人材だと考えているため、まずは、人材の採用に積極的な投資を行っていきます。
VTuber/ライバーはもちろん、具体的には、2D/3Dのモデリングやデザインを担当する人をはじめとして、コンテンツ制作やコンテンツ営業、イベント企画、新規事業の創出など、コンテンツ業界に関わる幅広い領域で人材の採用を加速していきます。
また、VTuber/バーチャルライバー事業「にじさんじ」への積極的な設備投資も行います。
僕達はエンタメコンテンツの良し悪しが「再生回数」や「登録者数」=認知度だけで測れるとは考えていません。ファンの「熱狂度」や「熱量」=人気度をメインに良し悪しを判断すべきだと考えて事業を展開しています。
「にじさんじ」で、ファンの皆様がさらに熱狂的になってもらえる「魔法のような、新体験を」提供できることを目指して、コンテンツを作るVTuber/バーチャルライバーとそれを支えるメンバーが魅力的なコンテンツを配信できる体制を確保するために、積極的に投資していきます。
そして、中国を含む海外VTuber/バーチャルライバー事業の展開もさらに進めていきます。
日本発祥のコンテンツである「VTuber」文化の熱狂は、徐々に世界にも伝わってきています。そして、日本で熱狂的人気なコンテンツは、日本独自のブランドになり、世界における競合優位性になると考えています。
日本のコンテンツを愛する海外のファンに向けても「魔法のような、新体験を」提供し、いちからをグローバルなエンタメ企業へと成長させるべく、投資を進めます。
最後に、新規事業への投資です。
バーチャルカフェ事業「ユメノグラフィア」では、VR空間内で1対1でキャストとおしゃべりができる、という新体験を提供します。
「ユメノグラフィア」に限らず、当社はこれまでに行ってきたVTuber事業に加えて、新しい魔法のような体験を提供する新規事業にも投資していきます。
3年目を迎えたいちからは、ここからさらにギアを上げて成長を加速させていきます。当社や田角の考えに少しでも共感できる部分があれば、共に体験を作っていく、あるいは応援していただければ嬉しいです。
コンタクトをお待ちしております。」

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