CDショップ経営会社ブランドエックスが破産開始決定

ブランドエックス破産

人気V系バンドのインストアイベントで知られたCDショップ「BrandX」を経営。音楽配信サービスの影響で赤字経営が続き、資金繰りが限界に。

株式会社ブランドエックス(以下、ブランドエックス)は、8月28日に東京地裁から破産開始決定を受けたことが、株式会社東京商工リサーチのTSR速報で明らかになった。負債総額は債権者195人に対して、2250万円とのこと。

ブランドエックス破産

ブランドエックスは、ビジュアル系バンド専門のCDショップ「BrandX」を池袋で運営していた企業。メジャーレーベルの他、インディーズレーベルなど稀少な音楽ソフトも多数取り扱い、ファンの間では高い知名度があった。

CD販売に関連して、ミュージシャンやバンドメンバーとファンが交流する独自のイベントが人気を博し、これまでSuGやVivid、Kannicalism、彩冷える(アヤビエ)など、多数の有名バンドが出演した。

しかしながら近年は、インターネットでの音楽配信サービスなどの台頭により、CDを中心にソフトの売上は減少傾向で、赤字経営が続いていた。代表者からの借入などで経営を支えてきたが、資金繰りが限界に達し、2019年5月に入り店舗を閉鎖、事業を停止していたと発表された。

関連サイト

株式会社東京商工リサーチ公式サイト

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