文教堂グループHD、運営改善により赤字幅が微減 営業損失約5億円 2019年8月期決算

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事業再生ADR手続が9月27日に成立。店舗運営改善を目的にエリアマネージャー制度の導入や、不採算店舗の閉店などで各種コストを削減。

株式会社文教堂グループホールディングスは、2019年8月期決算を10月15日(火)に発表した。当期連結経営成績は、売上高243億8800万円(前期比11.0%減)、営業損失4億9700万円、経常損失6億1000万円、親会社株主に帰属する四半期純損失39億7700万円だった。

文教堂グループホールディングス2019年8月期決算

経営成績に関する説明

文教堂グループについては新経営体制の元、今後の事業再生と事業継続に向け、財務体質の抜本的な改善をはかるため、産業競争力強化法に基づく特定認証紛争解決手続(以下、事業再生ADR手続)の正式申請を行ない、9月27日に成立した。この事業再生ADR手続において同意を得た事業再生計画に関連して事業構造改革に取り組んできた。

具体的には、店舗運営の改善のためにエリアマネージャー制度を導入し、顧客対応や店舗オペレーションを見直すことで、売上高の増加及び店舗運営コストの削減に努めてきた。また、店舗収益力を高めるため、文房具及び季節商材などの高収益商品を積極的に既存店舗に導入してきた。

さらに、本部コスト削減のため、2019年8月に本部事務所の移転や縮小によって、人件費の削減などを削減し、不採算店舗については30店舗の閉店を実施した。

以上の結果、売上高は243億8800万円(前期比11.0%減)、営業損失は4億9700万円(前期は営業損失5億4500万円)、経常損失は6億1000万円(前期は経常損失5億8900万円)、親会社株主に帰属する当期純損失は39億7700万円(前期は親会社株主に帰属する純損失5億9100万円)だった。

関連サイト

株式会社文教堂グループホールディングス公式サイト
2019年8月期決算短信〔日本基準〕(連結)

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