セガサミーHD、エンタテインメントコンテンツ事業の好調で増益 営業利益は146億円 2020年3月期第2四半期決算

セガサミー

デジタルゲーム分野の収益計上と費用減少で収益が大幅に改善。リゾート事業では日本国内のIR参入に向けた費用が増加。

セガサミーホールディングス株式会社は、2020年3月期第2四半期決算を10月31日(木)に発表した。当期連結累計経営成績は、売上高1655億3500万円(前年同期比3.2%減)、営業利益146億100万円(同43.0%増)、経常利益126億5800万円(同38.5%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益98億7000万円(同47.2%増)だった。

セガサミー決算 決算ハイライト

経営成績に関する説明

遊技機事業
パチスロ遊技機に関しては、『パチスロあの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』など、2万8000台(前年同期は1万2000台)を販売した。

パチンコ遊技機については、大型タイトル『P北斗の拳8覇王』など、6万6000台(前年同期は11万7000台)を販売した。

上記の結果、売上高は441億4900万円(前年同期比24.7%減)、営業利益は78億7800万円(同18.5%減)となった。

遊技機 遊技機販売タイトル

エンタテインメントコンテンツ事業
デジタルゲーム分野ではタイトル提供などに伴う収益を計上したこと、前期実施した減損処理により費用が減少したことなどで、収益が大幅に改善した。

パッケージゲーム分野は、『メガドライブミニ』を販売したほか、第1四半期の新作タイトルの継続販売やリピート販売などを行なった。これにより、販売本数は1137万本(前年同期は1118万本の販売)となった。

アミューズメント機器分野ではプライズ機を中心に販売したが、本社移転に伴い固定費が増加した。

アミューズメント施設分野においては、プライズを中心とした施設オペレーションの実施により、国内既存店舖の売上高は前年同期比で3.6%増加した。

映像・玩具分野は、映画の配分収入を計上したほか、玩具において新製品などを販売した。

上記の結果、売上高は1158億7900万円(前年同期比8.0%増)、営業利益は127億9000万円(同106.5%増)となった。

エンタテインメント エンタテインメント販売タイトル

リゾート事業
リゾート事業については、「フェニックス・シーガイア・リゾート」において、夏休み向け各種集客施策を実施し、利用者数が堅調に伸びたことで、前年同期比8.6%増となった。

一方で、日本国内におけるIR参入に向けた費用が増加した。

海外においては、PARADISE SEGASAMMY Co., Ltd.(当社持分法適用関連会社)が運営している韓国初のIR(統合型リゾート)「パラダイスシティ」において、国内向けプロモーションの効果等により、日本人VIPの方を中心に多くのユーザーが来場した。

上記の結果、売上高は55億500万円(前年同期比6.7%増)、営業損失は15億8700万円(前年同期は営業損失11億7700万円)となった。

リゾート

以上の結果、当第2四半期連結累計期間における売上高は1655億3500万円(前年同期比3.2%減)、営業利益は146億100万円(同43.0%増)、経常利益は126億5800万円(同38.5%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は98億7000万円(同47.2%増)となった。

関連サイト

セガサミーホールディングス株式会社公式サイト
2020年3月期第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年3月期第2四半期決算説明・補足資料

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