タカラトミー、「トミカ」「L.O.L.サプライズ!」など定番商品の販売伸長で営業利益58億円 2020年3月期第2四半期決算

タカラトミー

映画『トイ・ストーリー4』関連商品の販売が好評。「ベイブレードバースト」の販売減少などで減収減益も期初の想定通りに推移。

株式会社タカラトミー(以下、タカラトミー)は、2020年3月期第2四半期決算を11月12日(火)に発表した。当期連結累計経営成績は、売上高は830億9200万円(前年同期比6.8%減)、営業利益58億2600万円(同17.6%減)、経常利益53億8900万円(同26.6%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は41億8900万円(同15.4%減)だった。

タカラトミー決算 損益計算書

経営成績に関する説明

日本市場については、「トミカ」単品及び大人向けの「トミカプレミアム」などの販売が好調に推移するとともに、「プラレール」が発売60周年の各種企画の効果もあり堅調に推移した。また、2018年6月に展開した恐竜や動物をモチーフにした「ゾイドワイルド」が人気を集めるとともに、9月より人気オンラインゲーム「フォートナイト」の関連商品の販売をスタートした。

また、フォトジェニックなサプライズドール「L.O.L.サプライズ!」が好調に推移するとともに、ディズニー/ピクサーのアニメーション映画『トイ・ストーリー4』関連商品の販売が好評を博した。今期で発売5年目を迎える「ベイブレードバースト」に関しては、会社想定以上の販売を維持し、長い人気を誇っているが、前年同期比では減少した。「トランスフォーマー」については、前年同期における映画関連商品販売の反動減から、海外向け輸出が減少した。

株式会社タカラトミーアーツでは、OEM製品の受注が弱含みで推移した。

9月には、新しいグローバル戦略商材として企画、開発した「Rizmo(リズモ)」を市場投入するとともに、スマートフォン向けカードゲームアプリ『DUEL MASTERS PLAY’S(デュエル・マスターズ プレイス)』の今冬配信を発表した。

新規商品

TOMY Internationalグループにおいては、日本と連動し企画、開発を進めたグローバル大型商品「Rizmo」や、新規商品ラインを展開した。売上高については、前年第1四半期まで展開していたキャラクター玩具の販売が終了したことで減少した。

売上高については、定番商品の「トミカ」や「L.O.L.サプライズ!」、ディズニー/ピクサーのアニメーション映画『トイ・ストーリー4』関連商品などの販売が伸長したが、「ベイブレードバースト」の販売減少、国内子会社におけるOEM製品の受注が弱含んだことなどで、減少した。

地域別売上

営業利益に関しては、売上高減少により売上総利益が減少するとともに、広告宣伝費及び研究開発費を引き続き重要な先行投資費用として実施した。一方で、全体としては販売費及び一般管理費が減少したことなどから、期初の想定並となった。

以上の結果、売上高は830億9200万円(前年同期比6.8%減)、営業利益58億2600万円(同17.6%減)、経常利益53億8900万円(同26.6%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は41億8900万円(同15.4%減)となった。

関連サイト

株式会社タカラトミー公式サイト
2020年3月期第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年3月期第2四半期決算説明会資料

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