ポールトゥウィンHD、アウトソーシングの受注増加で増収増益 営業利益25億円 令和2年1月期第3四半期決算

ポールトゥウィン

デバッグ・検証事業ではアミューズメント機器向けアウトソーシングの受注が増加。今後の受注増加を見据えて複数のサービスセンターを増床。

ポールトゥウィン・ピットクルーホールディングス株式会社は、令和2年1月期第3四半期決算を12月6日(金)に発表した。当期連結累計経営成績は、売上高188億4380万円(前年同期比4.3%増)、営業利益25億6955万円(同6.8%増)、経常利益24億8195万円(同5.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益14億7542万円(同3.1%増)だった。

ポールトゥウィン 決算 決算概要

経営成績に関する説明

当第3四半期連結累計期間では、ポールトゥウィン株式会社(以下、ポールトゥウィン)が顧客企業へのBPOサービスの拡充をはかるため、3月に株式会社CREST JOBと資本業務提携を行ない持分法適用会社にし、顧客企業に対するサービス力向上のため5月に株式会社猿楽庁を吸収合併した。

また、今後の受注増加を見据え、ピットクルー株式会社では4月と10月に北九州サービスセンター、7月に名古屋サービスセンター、8月に仙台サービスセンターを増床した。

国内拠点と海外10か国17拠点の連携により、デバッグやローカライズ、モニタリング、カスタマーサポート等の「ワンストップ・フルサービス」の提供をグローバルで推進した。

以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は188億4380万円(前年同期比4.3%増)、営業利益は25億6955万円(同6.8%増)、経常利益は24億8195万円(同5.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は14億7542万円(同3.1%増)となった。

業績概要 営業利益推移

セグメント毎の業績は以下。

デバッグ・検証事業
国内外グループ会社の連携をはかることで、ゲームソフトメーカーを中心とした顧客企業のグローバル展開サポートに努め、一つのゲームタイトルに対して国内と海外の双方でアウトソーシングサービスを受注することもあり、デバッグやローカライズ、カスタマーサポート(海外)、音声収録等のアウトソーシングサービスの受注が増加。アミューズメント機器向けアウトソーシングの受注が増加した。

海外顧客企業との取引については、円高等の影響により売上と利益が減少した。

上記の結果、売上高は141億9669万円(前年同期比1.1%増)、営業利益は23億4942万円(同3.9%減)となった。

ネットサポート事業
Eコマースサイトにおける商品やサービスに関する電話やメール、チャット、チャットボットによるカスタマーサポート(国内)などのアウトソーシングサービスの受注が増加した。

また、AI関連サービスにおけるデータ認識評価、QRコード決済や仮想通貨等のフィンテック関連サービスにおける各種認証チェック、不正対策等のサポートサービスの受注も増加した。

デバッグ・検証事業との営業連携を強化したことで、ゲーム市場向けのカスタマーサポートの受注が増加した。

上記の結果、売上高は44億8107万円(前年同期比18.1%増)、営業利益は1億9317万円(同17.3%増)となった。

その他
Palabra株式会社において、SDGs、今後の映像バリアフリー化時代を踏まえ、映画をはじめとする映像のバリアフリー字幕や音声ガイド制作、それらを提供するためのUDCastサービスの開発と運営を行なっている。

昨今は、演劇の分野でもバリアフリー化が進んでおり「星の王子さま」「ヘレン・ケラー」といった演劇にバリアフリー字幕や音声ガイド、舞台手話通訳を提供している。

また、アイメイド株式会社において、医療機関で働く外国人人材のビザ取得や就学等、国内生活手続きをサポートするサービスを提供している。

上記の結果、売上高は1億6603万円(前年同期比29.5%減)、営業損失は6248万円(前年同期は2億3294万円の損失)となった。

関連サイト

ポールトゥウィン・ピットクルーホールディングス株式会社公式サイト
令和2年1月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年1月期第3四半期決算補足資料

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