『初恋の歌』『剣と天秤のディテクタシー』などのゲームを開発。開発への先行投資や金融機関からの借入が負担になり、資金繰りが困難に。
株式会社ジュピット(以下、ジュピット)が、12月に東京地裁から破産開始決定を受けたことが株式会社東京商工リサーチのTSR速報で明らかになった。負債総額は債権者25人に対して、4億7684万円とのこと。
ジュピットはスマートフォン向けのソーシャルゲーム開発を手掛けていた企業。オンラインゲーム『ヤマトクロニクル 覚醒』やスマホ向けゲーム『初恋の歌』などが好評を博し、2016年3月期には売上高7億1003万円を計上していた。
『エターナルリンケージ~蒼穹のアムネシア~』などのタイトルをリリースしたが、売上は低調に推移し、2016年3月期の売上高は5億8097万円に減少した。
その後、先行するゲーム開発への投資や、金融機関からの借入も負担になり、厳しい資金繰りが継続。2019年6月にソーシャルゲーム『剣と天秤のディテクタシー』を配信するも、同タイトルは10月7日をもってサービスを終了。その後の動向が注目されていた。