プログラム知識がなくてもゲームが作れるツールが日本語に対応。マイティークラフトが保有する権利からキャラクターやゲームパーツも提供予定。
株式会社マイティークラフト（以下、マイティークラフト）は、無料のゲームアプリ制作ツール「GDevelop」の日本でのサポートと普及活動を、同ツールの制作者フロリアン氏と協力して開始したことを発表した。
マイティークラフトは1988年に設立したゲーム開発会社。これまで『拡散性ミリオンアーサー』や『上海』などのゲーム開発に携わった。
「GDevelop」は、イギリスGoogle社のソフトウェアエンジニアであるフロリアン（Florian Rival）氏を中心に制作されたゲームアプリ制作ツール。プログラム知識がない人でも簡単にゲームアプリが制作できるのが特徴で、キャラクタスプライト機能や物理エンジン、2Dゲームを簡単に制作できる機能が含まれている。
ツールは、オンライン（WEBブラウザ）版とWindows/Mac/Linux用プログラムバージョンがあり、出力できるプラットフォームはiPhoneやAndroidアプリ、WindowsやMac、Linux、Facebookアプリ、Webブラウザと多くのものに対応している。
オープンソースとしてすべて無料で公開されており、各種サンプルゲームのカスタマイズが行なえる。自分だけのゲームを作って公開できることから、プログラミングの入門としても最適で、JavaScriptを使って機能の拡張も可能だ。
「GDevelop」は世界中にファンがおり、英語やフランス語、中国語、韓国語などの多くの言語に対応しているが、日本語には対応していなかった。
今回、マイティークラフトが日本語化に協力し、日本語でのサポートを開始。公式サイトやマニュアルなどの日本語対応が進んでおり、今後は日本語でのサポートも、公式フォーラム内に日本語のフォーラムを設置し、質問対応やユーザーの情報交換を行なっていく。
また、マイティークラフトはゲームのリソースやスーパーリアル麻雀などの権利を保有していることから、「GDevelop」でも自由に使えるよう、スーパーリアル麻雀のSDキャラクターやゲームのパーツなどを提供する予定。
さらに、「GDevelop」を使ってゲームクリエーターやゲーム制作への人気が盛りあがるよう、教育機関への働きかけや講師派遣、ワークショップの後援なども無償で実施すると発表した。
