オリックス、日本コンテンツを取り扱う合弁会社を中国の映画制作配給会社と香港に設立

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邦画配給実績第1位を誇る中国のPhoenixと合弁会社Open Culture Entertainmentを設立。2020年公開予定『Stand By Me ドラえもん2』の中国公開を支援。

オリックス株式会社(以下、オリックス)は、中国の映画制作・配給会社Phoenix Entertainment Group(以下、Phoenix)と、日本のコンテンツを中国で展開する合弁会社Open Culture Entertainment HK Limited(以下、Open Culture Entertainment)を設立することを発表した。

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現在、映画やテレビ、アニメなどをあわせた日本コンテンツの海外市場規模は約1.7兆円で、その内3割が中国向けに輸出されている。中国国内の文化産業規模が約60兆円に昇るなか、日本コンテンツの人気が高まっており、今後も高い成長が見込まれている。

オリックスは、これまでも日本の映画制作会社と中国の配給会社との橋渡しを行ない、2015年には中国で4年ぶりの日本アニメ映画の上映に貢献した。その後も、映画上映やキャラクターの商品化、実写とアニメのリメイク、動画配信など、計18作品の日本コンテンツの中国展開に携わった。

Phoenixは、中国で2003年に創業した中国の映画制作・配給会社。中国において日本のアニメなどの映画人気が高まった2015年以降の邦画配給実績で、第1位の実績を誇る企業だ。

今回、オリックスは香港の現地法人ORIX Asia Capital Limitedを通じて、Open Culture Entertainmentに45%出資し、主要株主になることを発表。それによりOpen Culture Entertainmentは、邦画の中国上映支援に加え、ライセンスの買付け及びコンテンツへの投資など、ライセンスビジネスにも参入する。

さらに、2020年公開予定の3DCGアニメーション映画『Stand By Me ドラえもん2』の、中国での公開支援も行なうことが決定した。

オリックスは、今後もさまざまな領域で、新規事業の創出や成長が期待される企業に投資などを行ない、成長が見込めるアジアでの事業拡大を目指していく。

企業概要
社名:Open Culture Entertainment HK Limited
本社所在地:香港
設立:2020年1月(予定)
代表者:陳 金歓
事業内容:中国における日本のコンテンツ仲介・買付・投資
株主:ORIX Asia Capital Limited、 Phoenix Entertainment Group他

社名:Phoenix Entertainment Group(鳳儀文化娯楽集団有限公司)
本社所在地:中国北京市
設立:2003年4月
代表者:董事長 王 鳳長
事業内容:映画制作、 配給、 興行事業、 ドラマ・バラエティ制作・投資
資本金:24億円
企業サイト: http://english.phoenixchina.com/index.html

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