世界でアニメーション制作事業を展開するパートナーとして、元ピクサーや新進気鋭のクリエイターとタッグを結成。教育事業なども展開予定。
株式会社アスラフィルム(以下、アスラフィルム)は、元PIXAR SuperViserの3DCGクリエイターであるErdem Taylan氏と、再生回数1億454万回を超える人気ミュージックビデオなどを手掛けるアニメーターEzequiel Torres氏及びPablo Rolden氏の両者との業務提携に基本合意したことを発表した。
日本のアニメ市場は、6年間連続で市場規模を過去最高の数値で更新しており、中でも「海外展開」に関しては1兆円もの規模に上り、市場の半分近くを占めるまでに成長した。
アスラフィルムは、アニメ業界において早期から海外展開に視野を向け、フランスや香港をはじめとした海外のアニメ市場において、国外の案件受注やタレントハントを行なってきた。
今回、世界でアニメーション制作事業を展開するパートナーとして、Erdem Taylan氏、Ezequiel Torres氏及びPablo Rolden氏といった実力あるクリエイターとのタッグを発表。
芸術性と技術力に富み、普遍的なアニメーションの魅力を追求するクリエイターと提携することで、今後は様々な企画の実現に挑戦する。
提携概要
Erdem Taylan(エルデム・タイラン)氏:トルコ出身、3Dアニメーター/プログラマー/CAVE CEO
経歴:DreamWorksとPIXARで25年以上の経歴を持つ3DCGクリエイター。DreamWorksでは『アンツ』『シュレック』を担当。PIXARにヘッドハンティングされた後、多くのヒット作を担当。『ファインディング・ニモ』『Mr.インクレディブル』ではエフェクト監督、『Cars』ではチーフデザイナー、スーパーバイザーを兼任。
受賞歴:2017年 アニー賞 アニメーションエフェクト部門個人賞 ノミネート
現在:生まれ故郷のトルコへ戻り、アニメーション制作とソフトウェア開発を主軸にCAVE社を設立。国内で様々なソフトウェアの開発を行うとともに、「Organikos」などのオリジナル3Dアニメ作品制作を手掛ける。
提携事業内容
・3Dアニメーション制作/ソフトウェア開発/教育事業(3D)
・IP開発、及び日本国内外からの受託制作
・ソフトウェア/プログラム開発
・日本・トルコ両国のクリエイター育成を含めた教育事業
アスラフィルムは教育事業における日本国内及び中華圏・東南アジアでの研修生の募集のバックアップや、また、旅行代理店を絡めたトルコのリゾート地イズミルで学べるCG留学をプロデュースする。ピクサーで獲得したエルデム・タイランの発想やビジネスモデル、ソフトウェア構築力を日本に持ち込む一方で、トルコの新進気鋭のCGクリエイターたちと共に新たなアニメーションを制作予定。
Pablo Rolden(パブロ・ロルデン )氏:Rudo共同代表
Ezequiel Torres(エゼキエル・トーレス)氏:アルゼンチン出身、アニメーター(Rudo)
経歴:Ezequiel Torres(エゼキエル・トーレス)
アルゼンチンの首都ブエノスアイレス在住の新進気鋭クリエイター。彼らがアニメーション制作を担当したアーティストSIAMÉSのミュージックビデオ総再生回数は2019年9月までの時点で1億454万回以上。その他、広告などにも多くアニメーション作品を提供。現在、世界が注目するクリエイターの一人。
提携事業内容:アニメーション受託制作 / IP開発
日本のアニメーションをリスペクトする彼らと、共同でIP開発・アニメーション受託制作事業を展開していくことで合意。現在、世界的にも著名な日本のアニメーション監督と共にプロモーションビデオを鋭意制作中。