不動産会社OYO T&H、マンガ家育成プロジェクト「コルク荘 with OYO LIFE」を開始

コルク荘 with OYO LIFE

若手マンガ家に住まいを提供。仲間との3か月の共同生活で創作活動を行なうプロジェクト。1月中旬から制作コンテンツを公開開始。

OYO TECHNOLOGY&HOSPITALITY JAPAN株式会社(以下、OYO T&H)は、クリエイターエージェンシー株式会社コルク(以下、コルク)とコラボレーションし、クリエイターの住環境を一新させて、創作活動を加速させるプロジェクト「コルク荘 with OYO LIFE」を開始したことを発表した。

コルク荘 with OYO LIFE

OYO T&Hは暮らしのサブスクリプションサービス「OYO LIFE」の運営会社。

OYO LIFEの物件は、家具家電付きの部屋に公共料金やWi-Fi通信費などの基本的なアメニティも含まれているのが特徴で、物件情報、複雑な手続き、2年契約の縛りや敷金礼金など、従来の賃貸物件を借りる際に発生する課題を解消して、スマートフォンひとつで物件探しから契約、支払いのインフラ整備までを済ますことができる。

今回の「コルク荘 with OYO LIFE」は、コルクの独立レーベル「コルクインディーズ」に所属する若手マンガ家を対象に募集するもので、「OYO LIFE」が提供する住まいで、3か月間マンガ家同士の共同生活で創作活動を行なうプロジェクト。

職場や学校に近い場所など、好きな時に好きな場所に住み身軽に効率良く生活する、という新しい住まいのカタチを提案している「OYO LIFE」ならではの取リ組みともいえそうだ。

従来のマンガ家というと、個々の締め切りに対して自宅を中心に創作活動を行なうことが多く、限定的な空間や関わりのなかで働いているが、そのマンガ家を目指す若手は、学業や仕事と両立しながら創作活動を行なうことが多いため、成長までに時間がかかるという課題があった。

今回のプロジェクトでは、若手マンガ家の成長スピードを加速させるために、マンガ家を目指す者同士が共同生活を行なうなかで、互いに教えあい、刺激を与えながら創作活動を行なうという、クリエイター育成の新たな試みとなっている。

参加者はプロジェクトの様子を週刊コンテンツとして発信。週刊コンテンツは2020年1月中旬頃から、本プロジェクトサイトにて順次掲載される予定だ。

「コルク荘 with OYO LIFE」プロジェクトサイト: https://landings.oyolife.co.jp/corkmansion

本発表に関して、コルク代表取締役の佐渡島庸平氏と、プロジェクトに参加する3人の若手マンガ家が以下のコメントを寄せた。

株式会社コルク 代表取締役 佐渡島 庸平氏
「マンガ家の成長には、才能以上に高め合える相手が必要だと思っています。多くのマンガ家は、締め切りに追われて家から出られず自宅でこもってマンガを描いていることが多い。1人のマンガ家を育てるのに、今までは4~5年かかると言われていました。今の時代において、マンガ家はマンガを描くだけじゃなく、SNSで発信したり、ファンを増やしたり、色々なことが求められていて、すべてを1人で行うのは大変。だからこそ、マンガ家を目指す者同士で一緒に共同生活をしながら、毎日マンガについて話して、教えあって、マンガに集中できる場所を作ってみたら、どんな変化があるのか。新しい時代のマンガ家育成の新たな試みとして、今回の企画をとても楽しみにしています。」

参加マンガ家
秋野ひろ氏https://twitter.com/16_akino
「大学生で、学校に通いながらマンガを描いています。コルク荘では、マンガ家同士が一緒に暮らしながら、自分以外の人がマンガをつくりあげる過程を直接見て感じられることを楽しみにしています。自分自身が好きな作品のように、読んだ人が感情や考えを肯定されたと感じてくれるようなマンガが描けたらいいなと思っています。」

よこせ氏https://twitter.com/fudekichi453
「食品関係の会社に勤めながらマンガを描くという生活を送っています。コルク荘で暮らす3か月間は、マンガと向き合う時間を増やし、マンガに集中する期間にしたいと思っています。仲間がマンガを描いているのを見て刺激を受けながら、自分自身が自然にマンガと向き合えるようになりたいなと思っています。」

惑丸徳俊氏https://twitter.com/w_tokushun
「普段はジュエリーをつくってイベントで販売する活動をしながらマンガを描いています。今は家が遠いので、なかなかコルクに毎日通うのが難しいのですが、コルク荘に住むことで職場が近くなるので、打ち合わせをしたり、仲間と議論したりする機会が自然に多くなり、自身のマンガ活動が活発になることを期待しています。」

ワタベヒツジ氏https://twitter.com/watabehitsuji
「もともとデザイナーを目指して美術系の大学に通っていて、今は美大予備校の先生として絵を教えながらマンガを描いています。コルク荘は、価値観の異なる人が集まる場になるので、「人」の色々な部分を観察することで、日常生活からマンガのネタが生まれていくのではと思っています。自分自身が今まで考えたことがなかったようなことを考えるきっかけになることを期待しています。」

関連サイト

「OYO LIFE」公式サイト
株式会社コルク公式サイト
OYO LIFE × コルク マンガ家育成プロジェクト「コルク荘 with OYO LIFE」公式サイト

コルク荘 with OYO LIFE