DeNA、タクシー向け車載IoTデバイスを豆蔵と共同開発 車の挙動と車載機器を連動

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タクシーに設置することで車速やブレーキなどの車両信号と車載機器を連動させるというもの。市場には2019年12月に導入済み。

株式会社豆蔵(以下、豆蔵)が株式会社ディー・エヌ・エー(以下、DeNA)と、次世代タクシー配車アプリ「MOV」の第3弾となる車載IoTデバイスを共同開発したことを発表した。

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次世代タクシー配車アプリ「MOV」は、タクシーの配車をスムーズに行なえるサービスで、乗客はアプリで予想到着時間を確認した上で指定の場所にタクシーの配車依頼が行なうことが可能になっている。

アプリには周辺を走行中のタクシーがリアルタイムで可視化されて表示されるので、空車走行中のタクシーを簡単に確認でき、迎車地点で乗客と乗務員が効率よく出会うために、互いの現在地が確認できる機能や定型メッセージを送信できる機能を実装している。

決済に関しても、車内決済のほか、全車両がネット決済に対応しており、事前にクレジットカード登録しておくと、降車時のわずらわしい支払いや領収書の受け取りといった手続きが不要となり、スムーズな降車が行なえるのも特徴だ。

これまでDeNAと豆蔵は共同で、日本国内の主要なタクシーメーターと連動して、タクシーの状態や運賃などを取得する車載IoTデバイスや車載USB電源ユニットを開発してきた。

今回、共同開発した第3弾デバイスは、タクシーに設置することで、車速やリバース、ブレーキなど、様々な車両信号と車載機器を連動を可能にするもの。DeNAが考案し、豆蔵はシステム構想から設計、開発、量産製造を短期間で行なった。

この第3弾デバイスは2019年12月にすでに市場に導入している。

関連サイト

株式会社ディー・エヌ・エー公式サイト
株式会社豆蔵公式サイト

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