Netflix、大ヒットドラマ「The Witcher」などオリジナル作品の好調で会員数が増加 営業利益4.5億ドル 2019年10~12月期決算

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ドラマ「The Witcher」映画「6 Underground」など、話題作にも恵まれ増収増益。有料会員数は1億6700万人に。

Netflixは、2019年10~12月期決算にあたるFourth Quarter 2019 Earningsを発表した。当期の売上高は54億6700万ドル(前年同期比30.6%増)、営業利益4億5900万ドル(前年同期比112.5%増)、当期純利益5億8700万ドル(前年同期比338%増)だった。

2019年は全体的に好調に推移し営業利益26億ドル(前年比62%増)を計上した。

ネトフリ 決算

「Netflix」は、世界190か国以上サービスを提供しているストリーミングエンターテイメントサービスで、映画やドラマ、アニメ、ドキュメンタリーなど、多様なジャンルの動画作品を提供している。

2019年10~12月期はドラマ「The Crown」や「American Son」の新シーズンを配信するなど、多数の話題作を提供した。「The Crown」に関しては、配信してから最初の4週間で2100万人以上が視聴し、これで同シリーズ作品は配信以来、世界中で7300万人以上に視聴したことになった。

また、12月にオリジナルドラマシリーズとして「The Witcher」を配信開始。配信開始から4週間で7600万人が視聴。これによってドラマだけでなく原作書籍の売上が増加し、関連ゲームや音楽などの商品も売上が増加した。

映画に関しては、マイケル・ベイ監督、ライアン・レイノルズ氏主演の「6 Underground」を配信し、8300万人が視聴して話題となった。

人気作を多数配信したことで、会員数に関しても当初の予想を上回り、現在は1億6700万人以上の有料会員が使用している。また、2019年10~12月期においてはアメリカ以外の有料会員数が1億人を突破している。

投資については、韓国制作の作品に多額の投資を行なったことに加え、韓国の放送局JTBCとテレビ出力契約を、韓国最大手のメディア企業であるCJ ENMとその子会社であるスタジオドラゴンと戦略的パートナーシップを締結した。

今後は、オリジナルテレビシリーズや映画の制作、配信に加え、日本の人気アニメ映画スタジオジブリ作品の配信が決定。アメリカやヨーロッパ、アフリカ、アジアなど、多くの言語によって多数のユーザーが楽しめるようになるとのこと。

関連サイト

Netflix公式投資家サイト(海外サイト:英語)
Netflix Fourth Quarter 2019 Earnings(海外サイト:英語)
NETFLIX RELEASES 21 STUDIO GHIBLI MASTERPIECES AROUND THE WORLD(海外サイト:英語)

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