ブロッコリー、通期業績予想の下方修正を発表 営業利益は前回予想から4割減の4億円の見込み

ブロッコリー

ゲームアプリ『Z/X Code OverBoost』の損失継続やアニメ「Z/X Code reunion」のパッケージ商品の苦戦が要因。

株式会社ブロッコリー(以下、ブロッコリー)は、最近の業績動向等を踏まえて、2019年4月12日に開示した令和2年2月期(平成31年3月1日~令和2年2月29日)の通期業績予想を修正することを発表した。

ブロッコリー 業績予想修正

CDやグッズ、カードゲームの販売が好調で前回の予想比では増収となったが、2019年10月にリリースしたスマートフォン向けゲームアプリ『Z/X Code OverBoost』が当初に想定していた売上高を確保するに至らず損失が継続している。それと同時に放映を開始したテレビアニメ「Z/X Code reunion(ゼクスコードリユニオン)」についても、パッケージ商品の受注状況から、将来的な収益回収が困難になると見込んでいることに加えて、将来リスクの縮減の為、その他の案件の一部においても回収可能性などを見直し、映像資産及び開発費等の評価損失を計上する予定となった。

これにより、営業利益と経常利益、当期純利益ともに前回の予想を下回る見込みとなった。

次期(令和3年2月期)の通期業績予想(令和2年3月1日~令和3年2月28日)については、新規コンテンツをリリースする重要な年度としており、2020年8月5日発売予定の『ジャックジャンヌ』のニンテンドースイッチ用ソフトの投入など、本格的に開始する新規コンテンツを積極的に推進し、「うたの☆プリンスさまっ♪」「Z/X(ゼクス)」に続く、収益の柱として展開する予定だ。

特に2020年に10周年を迎える「うたの☆プリンスさまっ♪」に関しては、今後の飛躍に向けて新企画を予定しており、引き続き業績の基盤として、積極的な事業展開を続けていく。

「Z/X」についても、好調なトレーディングカードゲームを基盤に次期の収益貢献を見込んでいる。

上記の状況により、令和3年2月期は、売上高73億円、営業利益9億円、経常利益9億3000万円、当期純利益6億円になる見通しとのこと。

ブロッコリー令和3年2月期決算

関連サイト

株式会社ブロッコリー公式サイト

ブロッコリー