【レビュー】豪華声優陣演じる女神達の物語、パズル&ノベルにハマる『古の女神と宝石の射手』レビュー!

◆輝く宝石を夜空に放ち、壮大な物語の真実を紐解こう

“泣けるパズルゲーム”のキャッチコピーと、スマホゲームとは思えないほどのハイクオリティなテレビCMで話題となっている『古の女神と宝石の射手』。ジュエルを揃えて消すパズルバトルの「クエストパート」と、マップを攻略するごとに開放されていく「ストーリーパート」で、美しき女神たちの織りなす物語の核心に迫ろう。

 今作は先行配信されたiOS版が60万以上ものダウンロードを達成し、続くAndroid版のリリースに合わせて、新たに物語の主軸となる2人の女神のボイスに釘宮理恵さん、沢城みゆきさんを起用。今のところ、まだCMのようなムービーをゲーム内で見ることはできないが、今後はストーリーパートのボイス化やムービー挿入なども予定されているそうだ。

 実力派作家たちの描く美麗なイラストと、名もない一兵卒にまで可憐なボイスが挿入されている見どころ推しどころたっぷりのギリシア神話世界。おなじみの雄々しい神々も、そのほとんどが美女/美少女として描かれていて、バトルではいまいち使いづらいあの娘もこの娘も手放すには惜しく、カードBOXがいくらあっても足りやしない!

▲名前すらない兵士をふくむ、すべてのカードにキャラ設定とボイスがついている。
▲複数のイラストレーターが作画を担当。愛らしい少女から妖艶な美女まで、独特の世界観で描かれる美麗イラストは特筆すべき魅力。


◆特殊ジュエルが連鎖の鍵、強属性でダブルスコアを狙え

 クエストパートのバトルは、1ターンごとに与えられる5つのジュエルを飛ばし、同色を5つ以上つなげて消していく打ち上げ型パズルゲーム。最初の一発を打ってからは3秒以内に次を続けるという時間制限があるので、スタート前の無制限タイムでどの色でどこから攻めていくか、射出ジュエルの順番をあらかじめ決めておくのが一番のポイント!

 消したジュエルの数、チェインの回数が敵へのダメージに反映されるのはお約束だけれど、手持ちのジュエルは順送りで変えられるので、慣れれば制限時間内で好きな色を飛ばして高得点を狙えるようになるはず。連鎖は最大5チェインと決まっているため、際限なくコンボを考えあぐねるほかのアプリと違い、さほど頭を悩ませることなく戦略を立てられるのが気楽でいいのだ。

 とはいえ、盤面によってはどうやっても連鎖が続かない場面も出てくる。そんなときに役立つのが、クリア、爆弾、回復といった特殊ジュエル。特に爆弾と回復は属性関係なくチェインのつなぎに使える便利アイテムなので、コンボをきめて最大5チェイン目のダメージ×2倍を狙っていきたい。

 また、各属性にはそれぞれ対応する強属性があって、弱点となる属性での攻撃ではさらに2倍。ステージ属性とチェインの倍々アタックを駆使すれば、ちょっと無理めのボスだって撃破することが可能だ。

▲チェイン5回でダメージ2倍。中盤以降は唐突に強敵が出てくるので普段からの精進も大事。

▲リーダーやフレンドの持つパッシブスキルとは他に、ターン数で発動可能となるアクティブスキルはさまざま。他メンバーとの相性やステージ難易度にあわせてキャラチェンジだ。

▲チェインを繋ぐ爆弾ジュエルは5ターン毎、回復ジュエルはランダム出現。6ライン毎のクリアジュエルは連鎖対象外だけれど、消したクリアジュエルより下を一掃してくれる。

▲合成によるキャラのレベル(今作では神格)アップ、特殊素材による進化など、このあたりの育成システムは定番にならってシンプル。よく使うキャラを中心に育てよう。


◆愛憎と陰謀が交錯する女神たちの物語は読み応えアリ!

 愛する人を守るため、己の野望を叶えるため、さまざまな理由によって熾烈な戦いに身を投じる女神たちの姿が綴られるストーリーパート。剣で切り裂き、斧で断ち割り、鎌を振り下ろす緊迫の戦闘シーンのスリリングな描写にひきこまれ、かけがえのない人のために命を捧げる女神たちの切ない情念に、涙もろい自分はウルッときてしまった。

 序盤ではそれぞれ独立しているように思われる物語は、新たなシナリオの開放とともに時間軸が進んでいき、キャラクター同士がリンクして、今作のテーマであるティターン戦争の謎へと近付いていく――。

 面白いなと思ったのは、手に入れるカードに書かれた謎めいた紹介文が、作中では語られていないエピソードの補完だったり、真相を知るヒントだったりすること。自分の手持ちキャラが登場するストーリーを読んだあとで改めてカードを見ると、あぁ、君にはあんな哀しい過去があったんだね……と愛着が沸くこと間違いなし。

▲ギリシア神話をもとに、オリジナルの世界観で繰り広げられる壮大なストーリー。今後も追加されるという新たなシナリオも楽しみ。


◆狙ったところに宝石がはまる、パズルならで
はの快感

 最初はてこずる画面サイドのバウンドは、プレイ開始時に50回分ついてくる反射ライン機能で練習すれば、ある程度はコントロールのコツがつかめてくる。デフォルトでも射出方向のガイドは表示されるので、こういったゲームに不慣れな人でもさほど難しくはなさそう。

 1プレイが短くてお手軽に遊べるので、遊びすぎて外出時のスマホのバッテリーが心配になることも。狙った場所にスコン、スコンとジュエルがはまる快感は、ついクセになる楽しさだ。
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