デジタルハーツ、認定NPO法人育て上げネットと共同で若年無業者の就労支援共同プロジェクトを4月から実施

デジタルハーツ

ITに特化した若年者就労基礎訓練プログラムのカリキュラムにデジタルハーツのデバッグの研修を導入。「デバッグ」業務の知名度向上に努める。

株式会社デジタルハーツ (以下、デジタルハーツ)は、認定特定非営利活動法人育て上げネット(以下、育て上げネット)は共同で、若年無業者の就労支援共同プロジェクト「デバッグ・トレーニング(以下、バグトレ)」を、2020年4月から開始することを、3月24日(火)に発表した。

デバッグ・トレーニング

育て上げネットは、様々な理由から無業の状態にある若者の就労支援を行っているNPO法人。行政や企業と連携し、若年者就労基礎訓練プログラム「ジョブトレ」や公設民営の支援機関などを運営することで、若者が社会的所属を獲得し、「働く」と「働き続ける」を実現できる社会を目指している。

育て上げネットが支援している若者は、コミュニケーション力や体力、臨機応変な対応力が求められる業種より、集中力や忍耐力、専門的な知識を要する情報通信業(IT)を選択することが多いため、これまで、IT企業への職場体験やインターンなどの実施、ITスキルに特化した訓練コースの運営など、就労支援プログラムを強化してきた。

一方のデジタルハーツは、主にゲームソフトの不具合を検出する「デバッグサービス」を提供しており、全国15拠点のテストセンターに在籍する約8000人のテスターの機動力、創業以来培ってきたノウハウを強みに事業を展開している。

デジタルハーツが提供するサービスの性質や教育体制、柔軟な勤務形態と、育て上げネットが支援する若者との親和性が高いことから、両社が連携して、就労支援共同プロジェクト「バグトレ」をはじめることを決定した。

プロジェクト第1弾として、2020年4月から開始される、ITに特化した集中プログラム「ジョブトレIT」のカリキュラムに、デジタルハーツのデバッグの研修プログラムを導入する。それと共に、実際に職業体験する機会を提供することで、デジタルハーツはより多くの若者に「デバッグ」という業務を知ってもらう機会の創出に努めていく。

育て上げネット 理事長 工藤啓氏
「育て上げネットには、真面目にコツコツと積み重ねる業務に力を発揮できる若者がいます。私たちは彼ら・彼女らの長所が生かせる仕事を模索するなかでデジタルハーツ社と出会いました。私たちの日常生活に広がるアプリやゲーム等が不具合なく動くようにする。これから社会にリリースされるプロダクト品質を支えるデバックサービスは、若者にとっても社会的価値を感じやすい業務です。ジョブトレITのプログラムにデジタルハーツ社の研修プログラムを導入することで、若者に多様な仕事の選択肢を獲得する機会を提供していきます。」

関連サイト

株式会社デジタルハーツ公式サイト
認定特定非営利活動法人育て上げネット公式サイト

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