ソ連軍パイロットの実話をもとにした作品。鬼才ティムール・ベクマンベトフ監督が縦画面映画で制作。
合同会社DMM GAMESとロシアのゲーム会社ガイジン・エンターテインメントが共同で提供しているオンラインゲーム『War Thunder(ウォーサンダー)』は、ロシアで制作されているスマートフォン向け全編縦長映画「V2.エスケープ・フロム・ヘル(原題:V2.Escape From Hell 以下、V2.エスケープ)」の空中戦撮影に協力することを発表した。
映画「V2.エスケープ」は、ロシアの映画製作会社Bazelevs、映画スタジオVoenfilm、大手携帯電話会社MTSが共同で製作している作品で、ソ連軍のパイロットで戦争の英雄でもあるミハイル・デビャタエフが主役の物語だ。
あらすじは、彼が捕らえられたドイツの収容所からHe111爆撃機で脱出し、バルト海の島にある秘密のV2ロケット実験場の存在をソ連軍の司令部に伝えるという実話がもとだ。
監督は、従来の映画とは異なるみせ方の作品を手掛けてきた鬼才ティムール・ベクマンベトフ氏。彼はこれまで「ウォンテッド(原題:Wanted)」や「アンフレンデッド(原題:Unfriended)」「Search/サーチ(原題:Searching)」などで、監督やプロデューサーをつとめ、成功をおさめている。
今回の協力は、『War Thunder』の開発元であるガイジン・エンターテインメントは、フライトや技術データを含む全ゲーム情報を映画のCG制作チームに提供し、ゲームプレイを駆使した空中戦シーンの撮影などでサポートを行なった。
俳優に加えて、国際的なエアロバティックス・フェスティバルにも出場したパイロットたちが撮影に参加し、フライトシミュレーション用のジョイスティックとVR機器を使用しながら、映画のシナリオにもとづいて数十回に及ぶゲームセッションに挑み、複数の空中戦の映像を撮ったという。
『War Thunder』が使用されている空中戦シーンでは、主演のロシア人俳優パベル・プリルチニー氏が、特別製の実寸大のコックピットのレプリカに座り、周囲のLEDスクリーンに映し出されたゲーム映像で、ベル社製P-39 エアラコブラ戦闘機を操縦しているそうだ。
映画製作への協力について、ガイジン・エンターテインメントのCEO兼共同創業者であるアントン・ユディンツェフ(Anton Yudintsev)氏と、監督のティムール・ベクマンベトフ氏が以下のコメントを述べた。
ガイジン・エンターテインメント CEO兼共同創業者 アントン・ユディンツェフ氏
「リアルなシミュレーションがゲーマーだけでなく、映画製作者にも求められていることを嬉しく思います」
監督 ティムール・ベクマンベトフ氏
「高いリアリズムと細部へのこだわりを持つロシアのコンピューターゲームで、今日のゲーマーが得られる体験を提供する」
ティムール・ベクマンベトフ監督製作で話題の史上初縦長映画「V2. Escape from Hell」に『War Thunder』が利用されます!世界的流行の中で最小限の接触で撮影するため、操縦席を囲うLEDスクリーンへゲーム映像を映します。詳細はこちら⇒https://t.co/2ETflPDyup※英語表記 #WarThunder #WarThunder_JP https://t.co/0u360SN4Ey
— War Thunder_Japan (@WarThunderJP) March 24, 2020
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関連サイト
合同会社DMM GAMES公式サイト
ガイジン・エンターテインメント公式サイト(海外サイト:英語)
『War Thunder』公式サイト