セガサミーHD、パチスロ機や新作ゲームの好調で営業利益111%増の276億円 2020年3月期決算

セガサミー

パチスロ機の販売台数の増加で利益が大きく増加。アミューズメント施設やリゾート施設で新型コロナウイルス感染症の影響大。

セガサミーホールディングス株式会社は、2020年3月期決算(連結)を5月13日(水)に発表。当連結会計年度における売上高は3665億9400万円(前期比10.5%増)、営業利益は276億4300万円(同111.3%増)、経常利益は252億9600万円(同237.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は137同7500万円(同421.3%増)となった。

セガサミー 決算 セガサミー ハイライト

経営成績に関する説明

遊技機事業
パチスロ遊技機に関しては、大型タイトル『パチスロ北斗の拳 天昇』など、12万3000台(前期は6万7000台)を販売した。

パチンコ遊技機では、『P北斗の拳8覇王』など、10万4000台(前期は15万9000台)を販売した。

上記の結果、売上高は1083億6400万円(前期比6.8%増)、営業利益は249億2900万円(同84.8%増)となった。

セガサミー 遊技機 主な販売タイトル

エンタテインメントコンテンツ事業

デジタルゲーム分野では、タイトル譲渡やタイトル提供などに伴う一過性収益を計上し、運営中タイトルに関しても堅調に推移した。また、前期に減損処理を行なった影響で費用が大幅に減少している。

パッケージゲーム分野については、『Total War: THREE KINGDOMS』や『マリオ&ソニックAT 東京2020オリンピック』などの大型新作タイトルを複数発売したことで、開発費の償却などが進み、費用が増加したが、既存タイトルのリピート販売が好調に推移し、販売本数は2676万本(前期は2344万本)となった。

アミューズメント機器分野においては、プライズ機などを中心に販売したが、ビデオゲームの不振による影響もあり、低調な推移となった。

アミューズメント施設分野では、プライズを中心とした施設オペレーションを行なったが、消費増税や度重なる台風の影響、新型コロナウイルス感染症拡大などにより、来場者が低迷した。それにより、国内既存店舖の売上高は前期比で97.7%だった。

映像・玩具分野に関しては、映画の配分収入や映像配信収入を計上したほか、玩具において新製品や定番製品を販売した。

上記の結果、売上高は2477億4900万円(前期比12.8%増)、営業利益は148億7400万円(同50.9%増)となった。

セガサミー 販売タイトル セガサミー主なゲームタイトル

リゾート事業

『フェニックス・シーガイア・リゾート』において、九州域を中心とした宿泊プランや、25周年記念イベントなどの各種集客施策を行なったが、新型コロナウイルス感染症の拡大により影響で、3月度の集客数に大幅な落ち込みがあり、利用者数は前期比3.3%増だったそうだ。

その他、日本国内におけるIR参入に向けた費用が増加したとのこと。

上記の結果、売上高は104億7800万円(前期比1.0%減)、営業損失は36億6700万円(前期は営業損失24億1200万円)となった。

セガサミー フェニックス

関連サイト

セガサミーホールディングス株式会社公式サイト
2020年3月期決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年3月期決算説明・補足資料

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