BtoCゾーンと同じ建物の二階では、親子を対象にしたイベント「釜山ファミリーeスポーツJAM」が行われていた。韓国ゲーマーたちの祭典ともいえる「G-STAR2014」会場に親子連れが集まる様子には不思議な印象を受けたが、ここには釜山市による深い計画があった。早速、担当者に話を聞いた。
PURPLE FRIENDS社
釜山ITインダストリー プロモーションエージェンシー
ハン・サンミンさん コンテンツビジネス課 シニアスタッフ
ハン・ジュンホさん コンテンツビジネス課 シニアスタッフ G-STARでの統括プロデューサー
▲釜山ITインダストリー プロモーションエージェンシーのハン・サンミンさん(左)と、ハン・ジュンホさん(右)。
ーまずは、お二人の所属する組織について教えて下さい。
ハン・サンミンさん:「釜山ITインダストリー プロモーションエージェンシー」は釜山のITテクノロジーを統括する団体で、釜山市から委託されている公共団体になります。
ハン・ジュンホさん:我々はそこで、ゲーム関連のコンテンツ企業の誘致・育成を図り、同時にインフラの整備を行ったり、人材や企業のサポートをしています。 ー「釜山ファミリーeスポーツJAM」とはどのような催しですか?
ハン・サンミンさん:韓国にはまだ少しゲームに対するネガティブなイメージがある部分もありますので、それを少しでも減らしたいと、三年前からこの「釜山ファミリーeスポーツJAM」を始めました。
ハン・ジュンホさん:内容は大きく三つあり、一つ目は家庭で正しいゲームの知識を持ってもらうために、健全で、家族で楽しめるゲームの紹介。次に、イベントとしてダンスゲームを使ってフィジカルなゲームの楽しさの体験で、これは最後には家族対抗で点数を競い合います。
三つ目は「家族でゲームをする」というコミュニケーション習慣の提案のためにボードゲームを体験してもらうものです。
▲ダンスゲームでノリノリの子供たち
ー参加者はどのような方々ですか?
ハン・サンミンさん:10歳以上の子供を持つ家庭が対象で、三年前に始めたときは50名の参加でしたが、今回は120名規模で行います。クチコミなどで評判が伝わったようで、インターネットでの参加受付は1日でソールドアウトになりました。 ー子供たちの反応はいかがですか?
ハン・ジュンホさん:とても楽しんでもらっているようで、「もっとやりたい」「また来たい」という声が寄せられています。 ー親の反応はいかがですか?
ハン・サンミンさん:毎年、関心が増えているようで、それは毎年参加者が増えてきていることからも感じています。また、若い母親の世代が持つクチコミのネットワークにより、評判が拡散しているのではないかと推測しています。
ハン・ジュンホさん:内容は大きく三つあり、一つ目は家庭で正しいゲームの知識を持ってもらうために、健全で、家族で楽しめるゲームの紹介。次に、イベントとしてダンスゲームを使ってフィジカルなゲームの楽しさの体験で、これは最後には家族対抗で点数を競い合います。
三つ目は「家族でゲームをする」というコミュニケーション習慣の提案のためにボードゲームを体験してもらうものです。
▲ダンスゲームでノリノリの子供たち
ー参加者はどのような方々ですか?
ハン・サンミンさん:10歳以上の子供を持つ家庭が対象で、三年前に始めたときは50名の参加でしたが、今回は120名規模で行います。クチコミなどで評判が伝わったようで、インターネットでの参加受付は1日でソールドアウトになりました。 ー子供たちの反応はいかがですか?
ハン・ジュンホさん:とても楽しんでもらっているようで、「もっとやりたい」「また来たい」という声が寄せられています。 ー親の反応はいかがですか?
ハン・サンミンさん:毎年、関心が増えているようで、それは毎年参加者が増えてきていることからも感じています。また、若い母親の世代が持つクチコミのネットワークにより、評判が拡散しているのではないかと推測しています。
▲朝から夕方までゲームで楽しく過ごしていく。
ハン・ジュンホさん:釜山市では市長の活動によりゲーム業界に一千億ウォンの予算が用意されています。これを原資として今回のような取り組みを行ったり、インフラの整備を行いゲームが社会にとって有用なものであるという啓蒙活動を行っていますが、参加者の増加や、実際に楽しんでいる姿を見ると、良い結果につながってきているのではないかと思います。 ー今後の活動について教えて下さい
。ハン・サンミンさん:ゲームジャンルや内容によっては一部で好ましくないといった評価を受けるソフトもありますが、両親と子供が一緒に楽しめるゲームも沢山あります。そんな情報の発信や遊び方のレクチャーを子供たちやその両親に向けて行うことは、次世代の創造力の基礎にもつながるのではないかと大いに期待しています。
また現在、モバイルゲームに特化した開発センターを作っていますので、ここで人材の育成や企業とのマッチング、またインディーズゲーム開発者の支援なども行っていきたいと思っています。
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