DLE、ファッションイベント「TGC」の企画会社が連結対象外となり減収減益 営業損失4億円 2020年3月期決算

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IPクリエイション事業で案件減少や仕掛品の評価損計上で減収減益。新型コロナウイルス感染症の影響で中期経営計画の更新を凍結。

株式会社ディー・エル・イーは、2020年3月期決算(連結)を5月18日(月)に発表した。当期の連結経営成績は、売上高5億9754万円(前期比84.2%減)、営業損失4億4102万円(前期は営業損失1億15万円)、経常損失4億4094万円(前期は経常損失1億5512万円)、親会社株主に帰属する当期純損失4億3800万円(前期は親会社株主に帰属する純利益4億4160万円)だった。

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経営成績に関する説明

ソーシャル・コミュニケーション領域においては、IPの開発や取得を行ない、動画広告などのマーケティングサービスの提供や、スマートフォン向けゲームアプリ、メッセンジャーアプリ向けスタンプなどの企画開発、配信などを行なっている。

当期については、IPの露出先の拡大や展開手法の多様化によるIP価値の成長に向けて各サービスを展開した。しかしながら、ファッションイベント「TOKYO GIRLS COLLECTION」の企画や制作を行なっていた特定子会社である株式会社W TOKYOが前期第3四半期末をもって連結対象でなくなったことなどにより、前期比で売上及び利益が減少した。

IPクリエイション領域では、IPの新規開発及び映画やテレビ、ネットメディアなどの映像コンテンツの企画開発、制作、総合的なプロデュースを展開している。

当期においては、各IPのテレビシリーズ、WEBシリーズの公開により認知度向上と世界観醸成につとめたが、案件数の減少によって売上が減少した。また、前期から映像作品の制作を行なうとともに、その公開方法などについて関係先とともに検討を重ねてきた案件に関して、仕掛品の評価減を行なったことで利益がマイナスになった。

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関連サイト

株式会社ディー・エル・イー公式サイト
2020年3月期決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年3月期決算説明資料

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