日販、2020年5月期の店頭売上前年比で初の110%超え 書籍とマンガの販売が好調

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当年及び前年の売上データを持つ店舗1762店を調査した結果、「鬼滅の刃」関連商品の好調で全体売上が前年比で11%増。

日本出版販売株式会社(以下、日販)は、2020年5月期店頭売上の前年比調査の結果を6月4日(木)に発表した。

日販売上

この調査は、当年及び前年の売上データを取得できている店舗1762店を対象にして、2020年5月1日~31日の売上結果をまとめたもので、調査によると5月の店頭売上(全体)は前年比で11.2%増加し、2008年7月の集計開始以来初の前年110%超えを記録したとのこと。ただし、2020年5月は1762店のうち、3%ほどが新型コロナウイルス感染症の拡大による影響で休業中とのこと。

そんな状況にもかかわらず、店頭売上が増加した要因としては、日版は「2020年上半期ベストセラー」で総合及びコミックジャンルで第1位を記録したマンガ「鬼滅の刃」関連商品の販売好調をあげており、特に2019年3月以来、8か月連続で前年超えを維持しているコミックスが好調だ。その結果、全体では前月比で17.3ポイントのプラスになったそうだ。

雑誌扱いの新刊マンガでは『鬼滅の刃 20(吾峠呼世晴/集英社)』と『鬼滅の刃 20 ポストカードセット付き特装版(吾峠呼世晴/集英社)』が大きく売上を伸ばしたとのことだが、書籍扱いでは『ダンジョン飯 9(九井諒子/KADOKAWA)』が売上をけん引したとのこと。

今回の調査結果では、その他の書籍や雑誌などの売上分析についても掲載されている。詳細は日販公式サイトから確認してほしい。

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