◆超正統派ロボットアニメがゲームアプリ化
みなさん、今日もアニメ観てますかー!? 2014年はなんといっても、ロボアニメが豊作の1年でした。今期も『ガンダム Gのレコンギスタ』を始め、『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞』、『白銀の意思 アルジェヴォルン』など、楽しいロボットアニメが多数放送中ですね。今回ご紹介する『バディ・コンプレックス 戦場のカップリング』は、そんな本年の先陣を切って1月から放送されたロボットアニメを原作とするカードバトルRPGです。
◆『バディ・コンプレックス』とは?
『ガンダム』シリーズでおなじみのアニメ制作会社サンライズによる、オリジナルロボットアニメ。西暦2014年、謎の巨大ロボットに襲われた高校生の渡瀬青葉(わたせ あおば)は、同級生の弓原雛(ゆみはら ひな)に救助されるも2088年へタイムスリップしてしまう。自由条約連合と大ゾギリア共和国という二大国が相争う未来の世界で、青葉はヒナ・リャザンを名乗るゾギリアの兵士となった雛と再会。雛を救うため、連合軍の兵士となった青葉の戦いを描く、タイムトラベルSF+ロボットバトルという一作です。
迫力の3Dバトルと個性的な設定群のほか、ヒナの幼なじみのゾギリア兵・ビゾンと青葉の情念溢れる対決もステキで、シリーズ終盤は1話につきどちらも5回は「ヒナァァァァァ!」と絶叫するほど超ハイテンション。シリーズ終了後の今年9月末には特別完結編も放送され、壮大な物語の幕引きに感動したファンも多いでしょう。
◆勝利の鍵はプロポージング&カップリング!
一方、アプリ版は今年3月より配信中。プレイヤーは民間軍事会社・ヴィーナスヴィーナスの新人隊長となり、パイロットのカードを集めて自部隊を強化しつつ、連合とゾギリアの闘いに介入していきます。戦闘は敵機を指でなぞって撃墜するだけのシンプルなものですが、ボスやほかのプレイヤーとのバトルは、歯ごたえがあります。そこで重要になるのが、相棒(バディ)とのフィーリングマッチ&バディバトルを核とする、カップリングシステムです。
▲複雑な操作は一切ない、誰でも楽しめるサクサク進行のバトルです。
カップリングとは、パイロット同士の感覚をリンクさせ、戦闘能力を飛躍的に向上させるシステムのこと。起動時は「プロポージング!」、要求時は「コネクティブ・○○!」、承諾時は「アクセプション!」、解除時は「デカップリング!」と叫びます。この原作の魅力的な設定は、アプリでももちろん健在。あなたも一カップラーとして、プレイ中は逐一これを一緒に叫びましょう。
出撃前に募集したり、戦闘途中に出会ったりしたほかのプレイヤーに、勇気を出してプロポージング! 一般的なソーシャルゲームでのフレンドのようなものですね。カップリングが成立すれば、単独時とは比べものにならないほどステータスが上昇します。よき相棒(バディ)を見つけ、ミッションをこなしていきましょう。
▲相性やレベルによって、規格外の数値にまでステータスが一気に上昇!
さらにゲーム中、おりに触れて尋ねられる「目玉焼きにかけるのはソース? 醤油?」、「スマホの操作は右手? 左手?」といった質問。これに答えると「FMP(フィーリングマッチプロフィール)」というものが得られます。
同じFMPを持つプレイヤー同士はマッチング度が上がり、カップリング時のステータス上昇値が大きく変化します。このあたり、アニメ本編の設定をバトル&ソーシャル要素にうまく活かした好例と言えるでしょう。
▲日常的な習慣や嗜好を問われるFMP。筆者はもちろん自宅に誘ってコネクティブ・ヒナ!
◆あなたもレッツ、コネクティブ・ヒナ!
基本システムはシンプルながら、カップリング次第で戦局が大きく左右されるゲームバランスは新鮮味十分。もちろん、ゲームオリジナルのキュートなキャラクターが多数登場するなど、原作にはないお楽しみも用意されています。気軽に楽しめると同時に骨のある、アニメのファンには間違いなくおすすめできる一本です!
▲ヒロインだけあって、ヒナのレアカードは豊富です。ヒ、ヒナ! ヒナァァァァァァ(ry
この記事を書いた人
フリーライター。今期は『ガールフレンド(仮)』と『失われた未来を求めて』と『トリニティセブン』と『大図書館の羊飼い』と『デンキ街の本屋さん』と、引き続き『プリパラ』がおもしろくて幸せです。ありがとうございます。