ガンホー、『パズドラ』などの収益減で営業利益60%減の52億円 2020年12月期第1四半期決算

ガンホー

『パズドラ』と『Ragnarok M: Eternal Love』の売上高減少により、グループ売上も大幅減。新作ゲーム『ニンジャラ』を6月25日に世界同時配信開始。

ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社(以下、ガンホー)は、2020年12月期第1四半期決算(連結)を6月23日(火)に発表した。当第1四半期連結累計期間における売上高は199億8200万円(前年同期比43.0%減)、営業利益52億7000万円(同59.5%減)、経常利益53億4500万円(同59.2%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益34億200万円(同59.9%減)となった。

ガンホー決算

経営成績に関する説明

当第1四半期連結累計期間における、ガンホーグループの売上高は、主にスマートフォン向けゲーム『パズル&ドラゴンズ(以下、パズドラ)』と『Ragnarok M: Eternal Love』の売上高が前年同期比で減少したことで減収となった。

ガンホーでは、「新規価値の創造」に向けてグローバル配信を見据えたゲーム開発に注力すると共に、「既存価値の最大化」をはかるため各ゲームのMAU(Monthly Active User:月に1回以上ゲームにログインしている利用者)の維持・拡大やゲームブランドの強化に取り組んできた。

既存ゲームについては、『パズドラ』を長期的に楽しんでもらうことをメインに、新ダンジョンなどの追加やゲーム内容の改善、他社有名キャラクターとのコラボレーションなど、継続的にアップデート及びイベントを実施してきた。2020年2月20日には『パズドラ』のサービス開始から8周年を迎えたことで、8周年記念イベントを開催し、MAUが堅調に推移した。

また、「パズドラ」シリーズ最新作のNintendo Switch向けソフト『パズドラGOLD』を2020年1月15日から発売した。

2019年6月5日から、日本でサービスを開始した『ラグナロク マスターズ』は、継続的なアップデートやゲーム内イベントの開催により、MAUは引き続き安定的に推移している。

新規ゲームについては、Nintendo Switch向け対戦ニンジャガムアクションゲーム『ニンジャラ』を、2020年6月25日(日本標準時間)に北米や欧州、アジア、日本へと世界同時配信を予定している。

子会社については、GRAVITY Co.,Ltd.及びその連結子会社が配信中の『Ragnarok M: Eternal Love』が継続的なアップデート及びイベントの開催により引き続き安定的に推移している。

関連サイト

ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社公式サイト
2020年12月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

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