顧客対応及び店舗オペレーションの見直しで黒字転換。当期はこれまでで不採算店舗16店を閉店。
株式会社文教堂グループホールディングスは、2020年8月期第3四半期決算短信(連結)を7月13日(月)に発表。当第3四半期連結累計期間の経営成績は、売上高は166億2800万円(前年同期比12.5%減)、営業利益は3億4200万円(前年同期は営業損失3億5100万円)、経常利益は3億円(前年同期は経常損失4億2800万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益は3億3000万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失5億1300万円)となった。
経営成績に関する説明
文教堂グループにおいては、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する政府及び自治体による各種要請にもとづき、従業員の健康管理を徹底し、店舗の営業時間の短縮、臨時休業などを行なうとともに、2019年9月27日に成立した産業競争力強化法にもとづく特定認証紛争解決手続で同意を得た事業再生計画にのっとって事業構造改革に取り組んできた。
具体的には、前期から導入したエリアマネージャー制度によって組織力を強化し、顧客対応及び店舗オペレーションを見直すことで、売上高の増加及び店舗運営コストの削減につとめた。また、店舗収益力を高めるため、不採算となっていたアニメキャラクターグッズ販売事業を売却し、比較的好調な文房具及び季節商材などの高収益商品を積極的に既存店舗に導入した。
不採算店舗に関しては16店舗を閉店した。
親会社株主に帰属する四半期純利益については、店舗の休業などによる受取補償金3100万円、社宅として保有していた土地建物等の売却益2200万円を特別利益として計上した。一方で、ゴルフ会員権の評価損400万円、スクラップアンドビルドに係る固定資産除却損500万円を特別損失として計上した。