同人誌即売会「コミックマーケット99」の2020年冬開催が延期 2021年GWの開催を目指す

新型コロナウイルス感染症の拡大や東京2020オリンピック・パラリンピックの延期などの要因から、2020年冬の開催を断念。

コミックマーケット準備会は、同人即売会「コミックマーケット(以下、コミケ)99」について2020年冬には開催しないことを公式サイトで発表した。

コミケ99開催延期

「コミケ」は、マンガやアニメ、ゲームをはじめとするあらゆるジャンルの自費出版物の展示即売会。同人作品の販売のほか、100をこえる企業ブースの出展や、大勢のコスプレイヤの参加で賑わう世界最大級の同人関連イベントだ。

2020年はゴールデンウィークに開催予定だったコミケ98についても、新型コロナウイルス感染症の影響で、政府及び東京都による大規模イベント等に関する自粛要請の強化を受けて中止となったが、コミケ99についても、いまだ新型コロナウイルス感染症の終息がみえないうえ、政府のガイドラインなどを検討し、求められている対策を施したとしても問題やリスクが生じる恐れがあり、参加者が満足できない開催になってしまうことを懸念しているという。

加えて、東京2020オリンピック・パラリンピックの開催延期で、東京ビッグサイト東展示棟が使用することができなくなり、当初予定していた東京ビッグサイト全館を使用しての3日間開催が不可能となったことで、4日間開催への調整を検討していたが、年末の休日を考慮すると現実的ではないという結論に至ったようだ。

これらのことからコミケ99の2020年冬の開催を取りやめて開催延期という苦渋の決断となった。

新しい開催日程については、同人誌即売会及び関連するキャラクターコンテンツの展示即売会を主催する東京ビッグサイトの団体と相談を重ねたうえで、2021年ゴールデンウィークに照準をあわせて、関係各方面と日程を調整しているとのこと。詳細は2020年秋以降に発表予定となっている。

関連サイト

コミックマーケット公式サイト