映画「カメラを止めるな」共同原作者が日本エンターテインメントクリエイター協会を設立

ワダリョウイチ

全世界で活躍する日本人クリエイターの連携を強化し、若手クリエイターが世界に進出しやすい環境づくりを目指す。

映画「カメラを止めるな」共同原作者であるワダリョウイチ氏は、全世界で活躍する日本人クリエイターの“連携”を強化し、若手クリエイターが世界へ進出しやすい環境をつくることを目的に、一般社団法人日本エンターテインメントクリエイター協会(以下、JECA)を、7月10日(金)に設立したことを発表した。

ワダリョウイチ

日本エンターテインメントクリエイター協会 代表理事 ワダリョウイチ氏

JECAは、海外で活躍する日本人クリエイターたちが、活動拠点情勢や市場などの情報交換ができる場を設けることで、クリエイターの世界進出を支援を目指す協会。今後は、若手クリエイターの世界進出でも支援できるような環境を整える活動を行なっていくとのこと。

今回の発表について、設立者のワダリョウイチ氏が以下のコメントを発表している。

ワダリョウイチ氏のコメント
「数年前僕は、ただただ自分の周りの狭い世界で生きている人間でした。その世界が僕のエンターテインメントの全てであるとかん違いし、大きな失敗を経験しました。そして仲間は離れ、かつて抱いていた自分の夢も見えなくなりました。あれから数年。失敗を糧に自分のスキル、経験値をあげるために視野を広げると、今まで見ることのできなかったたくさんのエンターテインメントが僕を待っていました。この社団法人を立ち上げるにあたるきっかけとなったのは、僕がここ数年で体験した海外での経験を、数年前の、狭い世界で躍起になっていた自分に教えることができたらな、という思いからでした。それまでの自分の常識は覆されるほどの予算感、ディールの交渉術、そしてエンターテインメントへのリスペクト。これらは自分の作品を作るため、そして大切な著作の権利を守るために最も重要なことです。全てが驚くべきもので、それまでの自分に後悔を覚えました。もちろん、世界とは全世界のことで、先進国、発展途上国でエンターテインメントのあり方は全く違います。それを教えてくれるのは、先駆者として各地で活躍する日本人たちだと思います。色が無くなってしまった僕の世界にまた彩りを与えてくれたのは、広い視野でグローバルに活躍する日本人たちだったのです。生まれた場所、育った環境、住む場所、作るコンテンツが違くても、同じ志を持つもの同士が手と手を取り合えば、きっと遠くまでいける。僕はそう思います。JECAで実現したいのは、そんなあたたかくて情熱に燃えている僕らの待ち合わせ場所づくりです。」

協会概要

法人名: 一般社団法人日本エンターテインメントクリエイター協会
英文表記:JECA(Japan Entertainment Creator Association)
所在地: 東京都港区六本木3-16-8-203
代表理事:ワダリョウイチ
目的及び事業内容:

目的:当法人では、日本のエンターテインメントに関わる全てのクリエイターが、日本だけでなく世界で活躍するための知識と実力をつけ、実戦ベースで経験を積むことのできる機会を創出し、日本のエンターテインメントの発展に寄与する機関とする。

具体的に行う事業は下記とする。
事業内容
1.エンターテインメントクリエイターを育てるための人材育成
2.コンサルティング
3.各種イベント・セミナーの企画、 運営
4.出版
5.著作権の管理等

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