サイバーエージェント、主力ゲームタイトルの貢献で営業利益285億円 2020年9月期第3四半期決算

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新型コロナウイルス感染症の影響があったものの見通し内の業績に。ゲーム事業は主力タイトルが収益の支えに。

株式会社サイバーエージェント(以下、サイバーエージェント)は、2020年9月期第3四半期決算短信(連結)を7月22日(水)に発表した。当第3四半期連結累計期間における売上高は3577億800万円(前年同期比4.6%増)、営業利益は285億1100万円(同21.9%増)、経常利益は284億6300万円(同22.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は58億7900万円(同230.9%増)だった。

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経営成績に関する説明

当第3四半期連結累計期間のサイバーエージェントグループは、スマートフォン市場の成長を取り込む一方で、「ABEMA」を中長期の柱に育てるために投資を継続してきた。

インターネットテレビ局「ABEMA」や、ネットサービス「Ameba」、マッチングアプリ「タップル誕生」などが所属するメディア事業では、「ABEMA」への投資をしつつも売上を伸ばしたことで、売上高は394億3700万円(前年同期比15.0%増)、営業損失は132億8800万円(前年同期は営業損失132億3400万円)だった。

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株式会社Cygames、株式会社Craft Egg、株式会社サムザップなどが所属するゲーム事業では、主力タイトルが堅調に推移したことで、売上高は1168億150万円(前年同期比2.0%増)、営業利益は231億4200万円(同21.6%増)と増収増益となった。

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インターネット広告事業本部や株式会社CyberZなどが所属するインターネット広告事業では、巣ごもり需要が見込める広告主への営業を強化した。その結果、売上高は2044億1900万円(前年同期比5.8%増)、営業利益は171億3000万円(同16.4%増)だった。

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コーポレートベンチャーキャピタル、株式会社サイバーエージェント・キャピタルにおけるファンド運営などが属している投資育成事業においては、売上高36億7500万円(前年同期比41.8%減)、営業利益29億3100万円(同39.6%減)だった。

株式会社CAMや株式会社マクアケ、株式会社ゼルビアなどが所属するその他事業の収益は、売上高143億6700万円(前年同期比2.3%増)、営業利益12億6400万円(同132.3%増)となった。

関連サイト

株式会社サイバーエージェント公式サイト
2020年9月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年9月期第3四半期決算説明会資料

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