小学館、子ども向けSTEAM教材開発のワンダーラボに2.5億円を出資

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子ども向け教材の監修やイベントの共催などで協力してきた両社の協業体制を強化。

株式会社小学館は、子ども向けアプリ・タブレット教材の開発運営などを行うワンダーラボ株式会社(以下、ワンダーラボ)の新株(2億5000万円)を第三者割当増資により取得することを合意した。

ワンダーラボは、化学、技術、工学、数学、芸術を統合的に学ぶSTEAM教育の領域において、子ども向けデジタル教材の開発や運営を手がけるEdTech(教育テック)分野のスタートアップ企業。2017年にリリースした思考力育成アプリ「シンクシンク」は、150か国延べ120万人に利用され、学力及び非認知能力の両面に効果があることが明らかになっているとのこと。

2020年4月に開始した新しい通信教育「ワンダーボックス」も、これまでにないデジタルとリアルを組みあわせた教材として、高評価を獲得している。

ワンダーラボは、今回調達した資金を、主にプロダクトの開発体制の整備や人材採用、プロモーションに投資して、企業の成長を加速させるとのこと。

両社は、今回の合意をきっかけに、これまで以上にお互いの強みをいかせるよう協業体制を強化していく。

株式会社小学館 常務取締役 丸澤滋氏のコメント
「ワンダーラボのコンテンツ企画力・開発力と、STEAM教育/非認知能力分野での知見に大きな可能性を感じています。教育テック分野でも非常にユニークな存在です。小学館の幼児・児童向け出版活動や、小学館集英社プロダクションの保育園・幼児教室などの教育事業のDX推進など、すでにいろいろな協業やコンテンツ開発が始まっています。今回の資本提携を機に、お互いの強みを活かして大きなシナジーを創出していきたいと考えています。それによる両社の成長をとても楽しみにしています。」

関連サイト

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