ユーザーの歩数や食事、睡眠、体重などの記録をもとに、ブレインパフォーマンスに良い行動や習慣を提示。
株式会社ディー・エヌ・エーの子会社であるDeSCヘルスケア株式会社(以下、DeSCヘルスケア)はエーザイ株式会社(以下、エーザイ)と、エーザイが構築を進めている認知症領域のデジタル・プラットフォームについて、その基盤となるアプリの共同開発および認知症領域の課題解決及び支援を目指す業務提携契約に基づき、認知症に備えるためのブレインパフォーマンスアプリ『Easiitアプリ(以下、イージット)』を共同で開発し、リリースしたことを発表した。
『イージット』は、ユーザーの歩数や食事、睡眠、体重の記録(ライフログ)をもとに、週替りで食事内容や運動(歩数)などに関する個別推奨メニューを提示して、それらのメニュー実施記録から、スコアの変化や内訳などを確認し、ブレインパフォーマンスによい行動や習慣づくりをサポートするアプリだ。
食事についても、食事写真をアップロードするだけで、自動で料理メニューを判定し、カロリーや11栄養素を、年齢性別などを考慮した食事管理が行えるほか、習慣的にアプリを利用するだけで、Easiitマイルが貯まりギフト券などへの交換ができるようだ。
また、ウェアラブルデバイスとの連携や、睡眠時間の記録などの機能もあり、利用者に対して、ブレインパフォーマンスに良いと考えられる習慣づくりを様々な角度から支援する。
今後、エーザイとDeSCヘルスケアの両社は、『イージット』で脳と体の健康データを可視化し、デジタル・プラットフォームとの連携を引き続き進めていくことで、ブレインパフォーマンスの維持サポートや生活に役立つ情報提供など、利用者のより良い健康習慣への貢献を目指していくとのこと。
エーザイ 執行役 ディメンシア・トータルインクルーシブエコシステム事業部 プレジデント 兼 チーフデジタルオフィサー 内藤景介氏のコメント
「自分らしく、Wellbeingを実現するために、自身の脳と身体の双方の健康状態を記録、可視化することが重要だと考えています。歩数や睡眠時間、食事や足りない栄養素などを手軽に記録できる、DeNAと共同で開発した『Easiitアプリ』を両社で普及するとともに、より発展させていくことで、誰もが、簡単に自分のブレインパフォーマンスレベルを知り、ライフスタイルの改善と早期の医療受診が可能となる社会の実現の第一歩となるよう取り組んでまいります。」
DeNA執行役員 ヘルスケア事業本部長 兼 DeSCヘルスケア株式会社 代表取締役社長 瀬川翔氏のコメント
「認知症になった祖父や介護する両親を見ながら『ヘルスケアに携わる自分でも何かできることはないか』という想いを強くしていた頃、エーザイの皆さんと出会いました。エーザイが取り組んでこられた認知症領域でのご経験と、DeNAのサービスを通じて生活者の方に楽しみながら健康活動を継続・支援していくノウハウを、『Easiitアプリ』に結集して、認知症領域の課題解決を加速させる取り組みにしていきます。」