マーベラス、コンシューマゲームのリピート販売が好調 営業利益9億円 2021年3月期第1四半期決算

マーベラス

利益率の高いコンシューマゲームやオンラインゲームが収益に貢献。新型コロナウイルス感染症は音楽映像事業の舞台公演などに大きく影響。

株式会社マーベラス(以下、マーベラス)は、2021年3月期第1四半期決算短信(連結)を7月31日(金)に発表した。当第1四半期連結累計期間の経営成績は、売上高46億6800万円(前年同期比3.3%増)、営業利益8億9000万円(同34.4%増)、経常利益8億9100万円(同44.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益5億9300万円(同72.8%増)となった。

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経営成績に関する説明

当第1四半期連結累計期間のマーベラスグループは、多彩なエンターテイメントコンテンツをあらゆる事業領域において様々なデバイス向けに展開する「マルチコンテンツ・マルチユース・マルチデバイス」戦略を軸に、総合エンターテイメント企業として、強力なIPの確立に向けたブランディング戦略やアライアンス戦略、グローバル戦略を積極的に推進し、話題性の高いコンテンツの提供とサービスの強化に取り組んできた。

セグメント毎の業績は以下。

オンライン事業
リリースから3年目の『シノビマスター 閃乱カグラ NEW LINK』が引き続き好調に推移したことに加え、6周年を迎えた『剣と魔法のログレス いにしえの女神』がコラボ施策などにより好調な売上を記録した。

また、2020年5月に配信したスマートフォン向け新作タイトル『一騎当千エクストラバースト』も順調に立ち上がり、新作・既存タイトルともに好調に推移した。

中国発の弾幕シューティングRPG『ガール・カフェ・ガン』については、開発元であるSeasun Gamesの日本子会社である株式会社西山居へ、2020年7月22日付で配信及び運営を移管した。

上記の結果、売上高は20億6800万円(前年同期比24.7%増)、セグメント利益は5億8200万円(同77.4%増)となった。

マーベラス オンライン事業

コンシューマ事業
ゲームソフト販売部門においては、国内で新作ゲームソフトの発売はなかったが、巣ごもり消費により、利益率の高いリピート販売や、アメリカ子会社でのSteamサマーセールが好調に推移した。

一方で、新型コロナウイルス感染症の拡大によりアミューズメント部門が大きく影響を受け、緊急事態宣言による店舗の休業や外出自粛により、主力であるキッズアミューズメントマシン『ポケモンガオーレ』をはじめとした全機種のインカムが大きく低下した。

上記の結果、売上高は16億2300万円(前年同期比7.8%減)、セグメント利益は4億4200万円(同12.7%増)となった。

マーベラス コンシューマ事業

音楽映像事業
音楽映像制作部門では、テレビアニメ「ミュークルドリーミー」と「啄木鳥探偵處」を放送したが、「ミュークルドリーミー」については、新型コロナウイルス感染症の影響で一部放送を延期した。

また、「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完」のテレビ放送を4月から7月に延期し、プリキュアシリーズの『映画プリキュアミラクルリープ みんなとの不思議な1日』の公開延期に伴い、それぞれの関連商品の発売を延期した。

ステージ制作部門においては、新型コロナウイルス感染症の拡大による影響で、当四半期に予定していた「ミュージカル『薄桜鬼 真改』相馬主計 篇」「ミュージカル『テニスの王子様』 コンサート Dream Live 2020」「『ダイヤのA』 The MUSICAL」「舞台『刀剣乱舞』綺伝 いくさ世の徒花」の公演を中止した。

「ミュージカル『薄桜鬼 真改』相馬主計 篇」と「ミュージカル『テニスの王子様』 コンサート Dream Live 2020」については、前期に公演中止損を特別損失として計上している。

上記の結果、売上高は9億7700万円(前年同期比11.0%減)、セグメント利益は2億8000万円(同18.5%減)となった。

マーベラス 映像音楽事業

関連サイト

株式会社マーベラス公式IRサイト
2021年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年3月期第1四半期決算説明資料

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