Nintendo Switch用タイトルはタイトルパッケージ版、デジタル版ともに販売好調。当期のミリオンセラータイトルは9タイトルに。
任天堂株式会社(以下、任天堂)は、2021年3月期第1四半期決算短信(連結)を8月6日(木)に発表した。売上高は3581億600万円(前年同期比108.1%増 うち、海外売上高2730億円、海外売上高比率76.3%)、営業利益1447億3700万円(同427.7%増)、経常利益1503億2900万円(同576.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1064億8200万円(同541.3%増)だった。
経営成績に関する説明
当第1四半期(2020年4月~6月)のNintendo Switchに関しては、5月に発売した『Xenoblade Definitive Edition』が132万本、6月に発売した『世界のアソビ大全51』が103万本を販売し、好調な滑り出しとなった。
また、前期までに発売したタイトルに関しても、1063万本(累計販売本数2240万本)を販売した『あつまれ どうぶつの森』を筆頭に、勢いを落とすことなく、好調な販売状況が続いていることから、ソフトウェア全体の販売拡大に大きく貢献した。ソフトメーカータイトルも同様に販売本数が伸びたことから、当期のミリオンセラータイトルはソフトメーカータイトル含めて9タイトルになった。
新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、Nintendo Switch本体などの生産に必要な部品の調達に一部支障があったが、概ね生産状況は回復した。
これらの結果、ハードウェア、ソフトウェアともに前年同期を上回り、ハードウェアの販売台数は568万台(前年同期比166.6%増)、ソフトウェアの販売本数は5043万本(同123.0%増)となった。
ゲーム専用機におけるデジタルビジネスでは、Nintendo Switchのパッケージ併売ダウンロードソフトによる売上が好調に推移したほか、6月17日に配信した、『ポケットモンスター ソード・シールド エキスパンションパス』の「鎧の孤島」が人気となり、売上を伸ばした。さらに、ダウンロード専用ソフトやNintendo Switch Onlineによる売上も順調に推移したことから、デジタル売上高は1010億円(前年同期比229.9%増)となった。
モバイルビジネスに関しては、前期までに配信済みのアプリを多くのユーザーに継続して楽しんでもらえていることから、モバイル・IP関連収入などの売上高は132億円(前年同期比32.7%増)となった。
関連サイト
任天堂株式会社公式サイト
2021年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年3月期第1四半期決算説明資料