パピレス、電子書籍レンタルサービス「Renta!」の好調で増収増益 営業利益6.5億円 2021年3月期第1四半期決算

パピレス

「Renta!」海外展開で掲載コンテンツを拡充したことで売り上げ規模が拡大。「絵ノベル」など、様々な次世代コンテンツの開発にも投資。

株式会社パピレス(以下、パピレス)は、2021年3月期第1四半期決算短信(連結)を8月11日(月)に発表した。当第1四半期連結累計期間の経営成績は、売上高67億2200万円(前年同期比20.9%増)、営業利益6億5500万円(同108.7%増)、経常利益6億4500万円(同126.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益4億3900万円(同138.3%増)となった。

パピレス 決算

経営成績に関する説明

パピレスグループは顧客第一主義のもと、サービスの向上と他社との差別化をはかるとともに、広告宣伝と販売促進施策を積極的に行なうことで、事業拡大につとめている。

海外市場の開拓及び次世代コンテンツの開発にも積極的に取り組んでおり、広告宣伝、サイト検索機能の向上のためにAIの実用化などを進めている。

集客施策においては、テレビCMやインターネット広告などを積極的に実施しているほか、独自のキャンペーン施策として「GWタテコミ大キャンペーン」や「Renta!限定 今だけ100円レンタルキャンペーン」を行なった。

コンテンツ施策では、マンガ・電子書籍のレンタルサイト「Renta!」を中心に、タテ読みフルカラーコミック「タテコミ」の拡充と普及を目的としたキャンペーンを行なった。

また、原稿料と印税に加えて、年額最大100万円を支給する、パートナー漫画家募集企画を行なっている。

オリジナル電子コミックレーベル「Renta!コミックス」では、2020年10月放送予定のオリジナルアニメ「アクダマドライブ」のコミカライズを行ない、2020年7月から独占配信を開始した。

次世代コンテンツ開発施策としては、小説の文章を短く区切り、画像を追加した「絵ノベル(特許取得済)」、コミックを動的演出でみせる「コミックシアター」、「タテコミ」にアニメーション効果を追加した「タテコミMove!」、スマホでみるタテ型マンガアニメーションが人気声優のボイス付きで楽しめる「アニコミ」の制作体制の強化を進めるとともに、デジタルに最適化した、新しい電子書籍コンテンツを開発している。

海外展開施策においては「英語版Renta!」と「中国語繁体字版Renta!」の翻訳体制の強化を進め、掲載コンテンツを拡充したことで売上規模が拡大した。

関連サイト

株式会社パピレス公式サイト
2021年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

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