ワンダーコーポレーション、新型コロナウイルス感染症の影響で大幅減益 営業利益4300万円 2021年3月期第1四半期決算

ワンダーコーポレーション

外出自粛によるゲームソフトや本のニーズの高まりで売上増加も、イベントの中止や店舗の休業、時短営業で利益が減少。

株式会社ワンダーコーポレーション(以下、ワンダーコーポレーション)は、2021年3月期第1四半期決算短信(連結)を8月11日(火)に発表した。当第1四半期連結累計期間における売上高は131億7400万円(前年同期比11.0%減)、営業利益4300万円(同86.2%減)、経常利益4400万円(同85.6%減)、親会社株主に帰属する四半期純損失7700万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純利益2億6300万円)だった。

ワンダーコーポレーション 決算

経営成績に関する説明

WonderGOO事業に関しては、新型コロナウイルス感染症拡大による影響で、ゲームソフトや本といった巣ごもり商材へのニーズが急速に高まったことから好調に推移した。各店では、さらに収益力を向上させるため、店舗で売場効率が悪化したアイテムを撤退縮小し、収益力の高い事業の導入を推進している。

当四半期期間では、3世代健康サポートパーク2号店目として「ニンジャ☆パーク守谷店」を、6月に茨城県守谷市にオープンした。店内での新型コロナウイルス感染症防止対策を徹底しながら、新規会員数の獲得に注力し、引き続き、時代のニーズへの対応と、店舗収益力の向上をはかっていく。

WonderREX事業においては、新型コロナウイルス感染症の拡大による外出自粛等の影響から、リユース事業の主力であったブランド宝飾品及び服飾品などの販売や店舗への持込買取が低調に推移したことで、既存店の業績は厳しい状況となった。そうしたなか、不用品の整理などで高まりつつある買取ニーズへの対応と、事業拡大を推進するため、買取専門店として「買取王REXT足利店」を5月にWonderGOO足利店内へ開業した。今後、利用者のニーズに応えるため、宅配買取や出張買取の強化、非対面分野への取組みを行なっていく。

TSUTAYA事業では、新型コロナウイルス感染症の拡大による影響で、ゲームなどのパッケージ商材、本、映像・音楽レンタルなどの巣ごもり商材へのニーズが高まったことから堅調に推移した。しかしながら、今後はアフターコロナを見据えて、映像・音楽レンタル中心の事業構造からの転換をはかるため、不採算店舗の閉店やトレーディングカード専門店「バトロコ」の出店など、引き続き収益改善に取り組んでいく。

新星堂事業は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けて、イベントの中止や、店舗の休業、時短営業などを行なったことで、非常に厳しい状況で推移した。そのなかでも、新しい生活様式にあわせた非接触型のイベントを早期に確立させるため、インターネット販売サイトにおいて、CD商品の購入者と対象に、インターネットサイン会やオンライントークイベントなどを行なった。

今後も、非対面、非接触型のライブイベントなどを開催し、新しいエンターテインメントを確立させる取り組みを行なっていく。

関連サイト

株式会社ワンダーコーポレーション公式サイト
2021年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

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