【闘会議2016】花札から将棋、ドイツゲームまで、アナログゲームも静かにブーム!

 家庭用やスマートフォンといったビデオゲームが華やかな闘会議2016だが、電源を使わないアナログゲームも出展され、なかなかの盛況ぶりとなっている。ここでは、会場内でも大きな面積を占めているアナログゲームエリアを中心に、非電源のアナログゲーム出展について見ていこう。

闘会議2016 アナログゲーム

 アナログゲームエリアの中でも目玉のひとつが、任天堂公認のマリオ花札大会。いまでは家庭用ゲームメーカーとして世界的に名高い任天堂だが、花札は創業当初から製造している老舗中の老舗。その任天堂が、看板キャラクターのマリオをモチーフにデザインし、2015年末に発売したのが「マリオ花札」だ。
 今回の闘会議では、任天堂がマリオ花札を提供し、アナログゲームエリアで花札大会を実施。『マリオメーカー』や『スプラトゥーン』出展での盛り上がりも手伝ってか、マリオ花札大会の整理券も早々に配布終了になるほどの盛況ぶりとなった。

闘会議2016 アナログゲーム
▲座布団の上でプレイするのが花札の一般的スタイル。幕張メッセでもキッチリ踏襲。
闘会議2016 アナログゲーム
▲マリオ花札は会場でも販売されていた。

 アナログゲームエリアのもうひとつの花が、ニコニコでも人気のコンテンツ、将棋。ひとりの棋士が大人数の来客を相手に同時に対局していく“多面差し”が用意され、プロ棋士が来場者相手にその腕前を披露。こちらも常時行列が途絶えない人気ブースとなっていた。

闘会議2016 アナログゲーム
▲テレビバラエティーでもカツラネタなどでおなじみの佐藤紳哉七段。本日は頭部は「着用済み」。
闘会議2016 アナログゲーム
▲藤田綾女流の多面差し。ニコニコでも人気の香川愛生女流や女子高生棋士の竹俣紅女流も参戦した。

 アナログゲームエリアでは、花札や将棋といった伝統ゲームのほかにも、多くのボードゲームが用意され、多くのプレイヤーたちがこぞって参加。特にドイツ産のタイトルを中心に、近年注目が集まっているボードゲームの人気がハッキリとわかる盛況ぶりに。
 中でも、最近話題の『人狼ゲーム』をシンプルにプレイしやすくした名作『ワンナイト人狼』や、ドイツゲームの定番『カタンの開拓者たち』といったゲームは、多くのプレイヤーが列をなした。

闘会議2016 アナログゲーム
▲コスプレ姿のみなさんも、ワンナイト人狼を堪能。
闘会議2016 アナログゲーム
▲定番『カタンの開拓者たち』は二面で展開。プレイヤーも多かった。
闘会議2016 アナログゲーム
▲伝染病の世界感染を協力して防ぐ『パンデミック』。
闘会議2016 アナログゲーム
▲ポーカー大会の最大手、ジャパンオープンポーカーツアーもテキサスホールデムを出展。

 また、ボードゲーム以外に注目を集めている非電源ゲームが、用意された謎をチームで解いていく“謎解きゲーム”。今回の闘会議2016では、レベルファイブがリリース予定のスマートフォンゲームをベースにした「リアルRPG『ファンタジーライフ2』」を展開した。
 今回のゲームは、3人1組となり、バトル系、採取系、制作系のライフ(『ファンタジーライフ』世界における職業)を担当。専用のスマートフォンアプリを使い、それぞれに届く謎を解きながら、会場内で『ファンタジーライフ2』の世界を冒険する仕組みとなっていた。

闘会議2016 アナログゲーム
▲『ファンタジーライフ2』の出展は、リアルRPGの名にふさわしく、会場を巡ってプレイ。