ガンホー、『パズドラ』売上減少も営業利益343.8億円。平成29年12月期決算。

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『パズドラ』がeスポーツタイトルに決定。2018年は「パズドラプロジェクト2018」としてアニメやマンガなどの新展開も多数実施予定。

ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社(以下、ガンホー)は、平成29年12月期決算を2月2日(金)に発表。当期の連結業績は、売上高923億600万円(前期比17.9%減)、営業利益343億8400万円(同25.4%減)、経常利益345億5100万円(同25.5%減)、親会社株主に帰属する当期純利益223億9700万円(同19.8%減)となった。

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当期の経営成績の概況

ガンホーグループの売上高は、主力ゲームである『パズル&ドラゴンズ(以下、パズドラ)』の売上高が減少したことから、対前年度比で減収。これをうけて、「新規価値の創造」に向けたグローバル配信前提のゲーム開発や既存ゲームのMAU(Monthly Active User:月に1回以上ゲームにログインしている利用者)の維持・拡大に向けた取り組みに注力。

既存ゲームについて、『パズドラ』は引き続き長期的に楽しんでもらうことを主眼に、新ダンジョン等の追加やゲーム内容の改善、他社有名キャラクターとのコラボレーションなど、継続的にアップデートやイベントを実施。その結果、2017年11月に国内累計4700万ダウンロードを突破。

『パズドラレーダー』は、2017年10月にユーザー同士がオンラインで対戦できる対戦モードを実装し、遊びの幅を拡大。

2018年1月には「パズドラプロジェクト2018」と題し、『パズドラ』シリーズの新アニメ、マンガ、玩具に関する展開に加え、e-Sports競技認定タイトルに決定された。

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新規タイトルに関しては、2018年1月31日より、スマートフォン向け新感覚次世代サッカーシミュレーション『カルチョファンタジスタ』の事前登録を開始。連結子会社のGRAVITY Co.,Ltd. では、主にアジア地域へ展開中のスマートフォン向けゲーム『Ragnarok M』が好調に推移している。

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以上の結果、当連結会計年度における売上高は923億600万円(前連結会計年度比17.9%減)、営業利益343億8400万円(同25.4%減)、経常利益343億5100万円(同25.5%減)、親会社株主に帰属する当期純利益223億9700万円(同19.8%減)となった。

連結業績予想は、適正かつ合理的な数値の算出が困難なため開示しないとのこと。

関連サイト

ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社公式サイト
平成29年12月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
2017年12月期 決算説明会資料

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