【Ingress情報局・TAPPLI支部】初心者に捧ぐ・今日から始めるIngress入門・02:「TRAINING」で基礎をマスター(その2)

 さて前回に引き続き、トレーニング編の後編をお届けします。

(1)「First Contact」
(2)「Retrieve XM」
(3)「Hack a Portal」
(4)「Fire XMP」
(5)「Deploy Resonator」
(以上は前編で解説しています)

(6)「Resonating」
(7)「Links」
(8)「Fields」

 だんだん工程が複雑になってきますが、やることはHackしてリンクを張っているだけです。

(6)Resonating
(設置に関して)

 見出しだけではなんだかわからないので、英文を読み進めてみましょう。

Training – Resonating(設置)
Objectives(目的)

– Hack nearby Portal
(近隣のポータルをHackしろ)
– Deploy remaining Resonators
(残りのレゾネーターを設置しろ)
– Recharge Resonators
(レゾネーターを補充しろ)

Portals can be linked together bypowerful bands of Exotic Matter.
(ポータル同士は強力な結束のXMにより、リンクすることができる)
In order to link, Portals must have eightcharged Resonators.
(リンクを行なうには、ポータルは充填されたレゾネーターが8本必要です)
Move within range of a nearby Portal andhack it to obtain Resonators.
(近隣のポータルに近づき、Hackするとレゾネーターが手に入ります)
Deploy them and recharge all Resonatorsabove critical levels.
(レゾネーターを設置し、すべてのレゾネーターを一定レベルまで充電します)

 ……なるほど、レゾネーターの設置に関するトレーニングです。さらっと書かれていますが、「ポータルをリンクするにはレゾネーターが8本必要」です。実はレゾネーターには1~8までのレベルがありますが、ポータルに挿すレゾネーターのレベルは何でも大丈夫です。

 トレーニング「Resonating」を起動すると、干渉エリアギリギリにポータルが出現します。ポータルを観察すると、周囲にレゾネーターが4本あることがわかります。これを8本挿しにしましょう、ということで、まずはポータルをタップ。「HACK Portal」を押して、ポータルをHackします。
 すると、都合のよいことに(トレーニングなので)、L1のレゾネーターが4本出現します。アイテムは自動で回収され、持ち物リストに入ります。
▲ポータルをタップしてHackを押すと、アイテムが入手できます


 次はレゾネーターを挿します。もう一度ポータルをタップしてメニューを出し、上から二番目の「DEPLOY resonator」をタップ。「READY TO DEPLOY:RESONATOR」と表示されますので、左下の「CONFIRM」を4回、ゆっくり目に押しましょう。1回DEPLOYするごとにサーバ側と通信が発生しているので、あまり早く押しても反応がない場合があるようです。

▲CONFIRMを連打しすぎると1本どこかへ消えてしまうことがあるのでゆっくりと

 4本のレゾネーターを挿し終わると、ポータル画面の右上の「owner(所有者)」が「uncaptured」から、自分のエージェント名になります。トレーニングなのでこういう仕様ですが、実戦では1本目のレゾネーターを挿した人がownerとなります。
 このトレーニングには続きがあり、さらにポータルをタップし、メニューから3番目の「RECHARGE resonators」を押します。
 8本のレゾネーターにはそれぞれ耐久力があり、先にささっていた4本は耐久力がわずかしかないので、これを自分のXMと引き換えに補充する、ということです。
 ボタンを押すと、リチャージメニューが出ますので、左下の「RECHARGE ALL」を押すと、レゾネーターの耐久力が補充されます。

▲もともとある上4つのレゾネーターのゲージが少ししかないことがわかる

 レゾネーターのリチャージは1アクションで10APしか入りませんが、半端に耐久力が減少しているレゾネーターを放置すると敵陣営の低レベルエージェントに付け入られることになります(壊せそう、と思われてしまう)。マメにフル充電しておくことで、相手にスキを与えないようにしましょう。とはいえ、レベル8エージェントの攻撃の前にはひとたまりもないわけですが……。

(7)Links
(リンク)

 いよいよリンクです。リンクとは、自軍ポータル同士を結ぶことをいいます。以下のトレーニングにも要件が出てきますが、リンク元のポータルキーが必要です。リンク元とは、線を引くときの始点。終点は、自分の干渉エリアにあるポータルです。リンクを張るにも条件があって、一番大きな条件は「ほかのラインと交差することはできない」です。

Training – Links
(リンク)
Objectives(目的)

– Hack Portal for key
(ポータルキーを手に入れるためにHackしましょう)
– Tap another Portal
(ほかのポータルをタップします)
– Hack second Portal
(ほかのポータルもHackしましょう)
– Deploy all Resonators
(レゾネーターをすべて挿してください)
– Click on Portal and LINK
(ポータルをタップして、リンクしてください)


You are now ready to link two Portals.
(ポータルをリンクする準備が整いました)

Portals can be hacked in order to obtaintheir Portal Keys.
(ポータルキーを取得するには、ポータルをHackします)
Once you have obtained a Portal key, youcan remotely link to it.
(ポータルキーを手に入れれば、遠隔地からリンクできます)

Select LINK to begin the linking process.
(LINKボタンを選び、リンク作業に入ります)
Eligible destination Portals will be indicated on the Scanner by a redhighlight.
(リンクするのに適したポータルが赤くハイライトされます)

A portal not visible on the Scanner can be linked by selecting thePortal key.
(画面外のポータルとリンクするには、ポータルキー自体を選ぶことでリンク可能です)

Hack a nearby Portal to obtain its PortalKey.
(近隣のポータルをHackすればポータルキーが手に入ります)
Then move within range of another Portalto initiate a Link.
(リンク作業を開始するには、干渉エリアにほかのポータルを収めてください)

 ……という説明です。二番目の条件は「リンクを張るにはレゾネーターが8本挿さっていること」というものがあります。破壊されているようでしたら、手持ちのレゾネーターを挿してください。レベルはいくつでも構いません。

 クセがあるのが、「リンクには方向がある」ということです。リンクを引っ張る始点と、リンクが届く終点。始点側のポータルキーを所持している必要があり、終点側は干渉エリアに収まっていることが条件です。まとめると、

・引こうとしているライン(の建設予定地)が、ほかのラインと交差しないこと
・レゾネーターが8本挿さっていること
・始点側のポータルキーを持っていること
・終点側は干渉エリア内であること

 が、基本的なリンクの条件です。細かく言うともっとあるのですが、ここはトライ&エラーで覚えたほうが早いです。リンクが作れない場合はしばらく待たされたあと(サーバ側でチェックしているのでしょう)に、「No Linkable Portals(リンクできるポータルがない)」と表示されます。
 リンク可能なポータルが見つかると、真ん中にウインドウが表示され、リンク元のポータルが写真付きで表示されます。複数ある場合はスワイプで選択できます。このとき、順番を間違えて、長いリンクを先に作ってしまうと、近いところのリンクが張れないことがたまにあるので、慣れないうちはなるべく近いところからリンクを作成していきましょう。
 リンクが成功すると、313APを獲得できます。

▲リンク可能なポータルの候補が表示されるので、候補をタップして選択

▲リンク成功! これで313APを獲得できる


(8)Fields

(フィールド)

 いよいよ最後のトレーニング、「Fields」です。Fieldsとは何度か名前がでてきたControlField(以下「CF」)のことです。3つのポータルを結ぶリンクを作成すると、その囲まれた領域がフィールドとなります。フィールド作成は1,563APの高得点です(3本目のリンク作成で313AP+CF作成で1,250AP)。これをバンバン作れるようになるとすぐにレベルが上がっていきますので、ここまで覚えましょう。

Training – Fields
(フィールド)
Objectives(目的)

– Hack Portal for key
(ポータルをHackしてポータルキーを入手)
– Tap another Portal
(ほかのポータルを選べ)
– Hack second Portal
(ふたつめのポータルをHackせよ)
– Deploy all Resonators
(レゾネーターをすべて挿せ)
– Click on Portal and LINK
(ふたつめのポータルを再度選び、LINKボタンを押せ)
– Tap third Portal
(3つめのポータルを選べ)
– Prepare Portal for linking
(リンクの準備をしろ)※意味はないようです
– Create second Link
(3つめのポータルに対して、2本目のリンクを作成せよ)
– Create third Link
(同じく3本目のリンクを作成せよ)

The most important goal we have is to protect humanity from enemy ingression.
(敵の進化より人間性を保護することが最重要課題です)
We do that by connecting Portals andforming protective Fields.
(ポータルをリンクし、フィールドを作ることで敵から護るのです)
Fields are formed by three connectedPortals.
(フィールドは3つのポータルから作られます)
Obtain Portal Keys and use them to createtwo additional Links to forma triangle.
(三角形のフィールドを形成するには、ポータルキーを入手し、使い、ふたつのリンクを作ります)
Move to the third Portal and hack it toobtain a Portal Key.
(3つめのポータルに近づき、Hackしてポータルキーを手に入れてください)

 さて、CFを作るには、ポータル3つをリンクして、三角形を形成すればOKです。四角形ではCFになりません。上記のトレーニングでは、何もないところからCFを作成するので、手順が煩雑ですが、実戦においては、すでに他人が張ったリンクを見て、1本または2本のリンクを追加するとCFになる場所を探すことが大半です。
 CFを形成するということは、アクションとしてはリンクを張ることと変わりませんので、実行可能かどうかはリンクのルールに準じます。
 敵陣をHackするだけでは100APしか入らず、リンクで313AP、CF形成で1,563APですから、いかにCFを作れる場所を探すか、というのが低レベル時におけるテーマになります。


▲作業としてはリンクと変わらないので、リンク元のポータルキーが必要。三角形を形成するには、最低2本は必要だ
▲3つめのリンクが完成し、三角形が完成。『Ingress』はこの三角形を増やしていくゲームだ


 ここまででチュートリアルは終了です。『Ingress』で使うテクニックのおよそ半分は習得できたことになります。次回からはレベル別に、AP稼ぎをもっと効率よくするためのテクニックを紹介していきます。