愛知eスポーツ連合、「愛知県 高校eスポーツ部支援プロジェクト」開通式を中京大学附属高等学校で実施

愛知eスポーツ連合

地元愛知県でeスポーツ選手の育成と輩出を目的に、県内高校に高速インターネット回線やゲーミングPC、周辺機器を無償貸出。

一般社団法人愛知eスポーツ連合は、中部テレコミュニケーション株式会社、株式会社バッファロー、株式会社藤田屋、株式会社サードウェーブ、凸版印刷株式会社とともに、eスポーツを通じて学生たちが活躍できる環境の提供を目的とした「愛知県 高校eスポーツ部支援プロジェクト」の1校目となる中京大学附属高等学校にて、開通式を8月26日に実施した。

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この支援プロジェクトは、2026年に愛知県名古屋市で開催されるアジア大会に向けて、地元のeスポーツ選手の育成と輩出することを目的とするもので(関連記事)、今後も愛知県内の高校を対象に、高速インターネット回線やゲーミングPC、ゲーミングデバイス一式など、eスポーツに必要な環境を1年間無償でレンタルするという。

同時に、支援プロジェクトを中部地域で順次拡大し、高品質で安心・安全なeスポーツ環境の構築を進めることで、国体や高校生eスポーツ選手権など国内で活躍する地元選手の育成や、将来的には産官学の連携した世界的な大会の開催及び誘致を目指すとのこと。

中京大学附属高等学校 校長 伊藤正男氏のコメント
「企業の皆様が教育に関わり多大な支援をされている、夢のようなプロジェクトに選ばれたことを光栄に思います。当校の建学の精神『学術とスポーツの真剣味の殿堂たれ』は、文武両道そのものです。部員には学力・スポーツともに一流のスポーツアスリートを目指し、素晴らしい環境の中で切磋琢磨する中で、2026年愛知・名古屋アジア競技大会をはじめ大舞台で活躍することを期待しています。」

中部テレコミュニケーション株式会社 執行役員 横井和英氏のコメント
「私どもの会社は光ファイバーのインターネット回線を提供しており、昨年からコミュファeスポーツスタジアムNAGOYAというeスポーツ専用スタジアムを名古屋PARCOに開設しております。貴校に置かれましては、いち早くeスポーツという分野を教育の一環として取り込まれているのは大変すばらしいことだと思います。そんな学校様に我々の商品サービスを提供できることを本当に光栄に思っております。今回はコミュファ光10ギガ高速インターネット回線に加え、ゲームの通信を最優先で送る設定を特別チューニングしたプレミアム回線を提供させていただいております。皆様の中から世界ナンバーワンのeスポーツアスリートと呼ばれる選手が出てくることを期待し、皆さんの自己実現、成長に私どもの提供サービスが少しでもお役に立てればと思っておりますので、今後も全力でサポートさせていただきます。」

株式会社バッファロー 取締役 石丸正弥氏のコメント
「地元企業として中京大学附属高等学校様にご協力できることを大変うれしく思っております。私どもはPC周辺機器のメーカーなのですが、企業理念として『つなぐ技術であなたによろこびを』と言うモットーでものつくりをさせていただいております。今回は、日本のみなさん、世界のみなさんとつながる商品として、wifiとスイッチングハブをご協力させていただいております。当然eスポーツでございますので、勝負の世界、勝ち負けがあるかと思います。ただ勝ち負けだけではなく、そこでしか得られない喜びと体験を通じて、自己啓発、成長をしていただければと思います。皆さんのこれからのご活躍を大変期待しております。」

株式会社サードウェーブレンタル 代表取締役社長 西川典孝氏のコメント
「弊社は約十八年前にゲーミングPCガレリアというブランドを立ち上げまして、ゲームファンの方に寄り添い、ゲームファンの方に育てていただいている会社です。3年前に全国高校eスポーツ選手権という高校生にスポットライトを当てた大会を、開催かつ立ち上げから運営までをやらせていただいております。昨今、多様性という言葉をよく耳にしますが、勉強が得意な子、スポーツが得意な子、eスポーツが得意な子も輝ける場を、eスポーツに関われる大人として、企業として、整備していきたいと考えています。11月から第三回高校生eスポーツ選手権の予選が始まりますので、皆さんが活躍する姿が見れるのを楽しみにしております。」

株式会社藤田屋 代表取締役社長 藤田正悟氏のコメント
「私自身がeスポーツWorld Cupの日本予選で2位になった経験がございます。その際にeスポーツの魅力や地方創生、雇用創出を広げていきたいという気持ちを深く持ちました。こういった素晴らしい練習環境を作ることに力を注いでいきたいと思っており、当時の経験を活かして、この度のプロジェクトに取り組んでいきました。eスポーツを部活で行うというのは、目標を定めて、努力して、みんなで協力して目標を達成するという教育的要素もございます。eスポーツを教育に取り組み活かしていただきまして、日本のeスポーツの発展に是非貢献していただければと思います。」

凸版印刷株式会社 eスポーツプロジェクト代表 平山正俊氏のコメント
「弊社は、eスポーツを年齢/性別/ハンディキャップといった壁を超えて、すべての人が等しくヒーローになれる可能性がある『ユニバーサルなスポーツ』として捉えています。また、弊社の推進する「ダイバーシティ&インクルージョン」の取り組みと親和性が高く、eスポーツに関するイベントを社内外で開催してきました。今後、中京大学附属高等学校様や多くの高校から、2026年愛知・名古屋アジア競技大会で活躍される選手が多く輩出されることを願っております。」

一般社団法人愛知eスポーツ連合 代表理事 片桐正大氏のコメント
「愛知eスポーツ連合は『夢をつくる、産業をつくる、社会に応える』を理念に掲げ活動しています。eスポーツを通じた雇用創出・地方創生、選手たちの活躍の舞台の創造、そして障がい者を含む多様な人材育成を目指す中で、高校にeスポーツ部ができることに大きな意味を感じます。愛知を中心とする企業の皆様の多大な協力を受け、文武両道を体現する中京大学附属中京高等学校から当プロジェクトが始まることを、大変うれしく思います。」

関連サイト

一般社団法人愛知eスポーツ連合公式サイト

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