顧客対応や店舗オペレーションの見直しを行ない、不採算となっていたアニメキャラクターグッズ販売事業の売却で黒字化。
株式会社文教堂グループホールディングス(以下、文教堂HD)は、2020年8月期決算短信(連結)を10月15日(木)に発表した。当期連結経営成績は、売上高は213億400万円(前期比12.6%減)、営業利益は4億1400万円(前期は営業損失4億9700万円)、経常利益は3億5800万円(前期は経常損失6億1000万円)、親会社株主に帰属する当期純利益は2億8800万円(前期は親会社株主に帰属する当期純損失39億8100万円)だった。
経営成績に関する説明
文教堂HDグループにおいて、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に関する政府や自治体からの各種要請に基づき、従業員の健康管理の徹底、店舗の営業時間の短縮、臨時休業などを行なうとともに、2019年9月27日に成立した産業競争力強化法にもとづく特定認証紛争解決手続で同意を得た事業再生計画に従って事業構造改革に取り組んできた。
具体的には、前期から導入したエリアマネージャー制度によって組織力を強化し、顧客対応や店舗オペレーションを見直すことで、売上高の増加と店舗運営コストの削減につとめた。
また、店舗収益力を高めるため、不採算になっていたアニメキャラクターグッズ販売事業を売却し、比較的好調な文房具及び季節商材などの高収益商品を積極的に既存店舗に導入した。それに加え、不採算店舗において、23店舗を閉店した。