エヌリンクス、コロナ禍でNHKからの代行業務が収益減 営業損失約9億円 2021年2月期第2四半期決算

エヌリンクス

新型コロナウイルス感染症の影響による収益減少で赤字拡大。ゲーム攻略サイトやマッチングアプリ情報サイトは好調に推移。

株式会社エヌリンクスは、2021年2月期第2四半期決算短信(連結)を10月15日(木)に発表した。当第2四半期連結累計期間の連結累計経営成績は、売上高16億7158万円(前年同期比27.7%減)、営業損失8億9929万円(前年同期は営業損失1億2357万円)、経常利益2億2179万円(前年同期は経常損失1億1991万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益は7251万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失1億1397万円)だった。

エヌリンクス 決算

経営成績に関する説明

主力事業である日本放送協会(以下、NHK)からの放送受信料の契約・収納代行業務にて、新型コロナウイルス感染症の感染拡大と緊急事態宣言の発令により、2020年3月27日から関東を中心とした一部の支店、また、同年4月8日から全国すべての支店において5月31日まで、取引先であるNHKと協議のうえ、訪問活動などによる営業活動を自粛し、6月1日以降は、業務の一部を制限しての営業活動を行なっている。

メディア事業の不動産メディア業務(「Rooch」「イエプラ」「家AGENT」などの運営)に関しては、新型コロナウイルス感染症の影響により「家AGENT」では、一部店舗業務の制限を行なっていたが、現在ではすべての業務を再開した。

一方、メディア運営においては、ゲーム攻略サイトの「アルテマ」「ゴリラwiki」、マッチングアプリ情報サイト「マッチングアプリPlus」「LiFe」が好調に推移した。

売上高については、NHKに関する業務において、2020年6月開始の新規案件を獲得や、メディア運営のマッチングアプリ情報サイトが好調に推移したが、新型コロナウイルス感染症の影響により、前年同期比で減少した。

販売費と一般管理費に関しては、人件費関連費用として、給料及び手当を14億2344万円(前年同期比10.0%増)、賞与及び賞与引当金繰入額を6060万円(同62.9%減)、法定福利費を2億2150万円(同1.6%増)、スマートフォンゲーム及びマッチングアプリの開発に係る研究開発費を1億4513万円(同136.2%増)計上したことなどから、合計25億7087万円(同5.6%増)を計上した。

関連サイト

株式会社エヌリンクス公式サイト
2021年2月期第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

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