日本語女性向けに加えて、男性向けやリアイベ事業、コンシューマ展開も伸長。2017年以来の黒字に。
株式会社ボルテージ(以下、ボルテージ)は、2021年6月期第1四半期決算短信(連結)を11月5日(木)に発表した。当第1四半期連結累計期間における売上は17億6291万円(前年同期比6.7%増)、営業利益は6795万円(前年同期は営業損失7445万円)、経常利益は6178万円(前年同期は経常損失7590万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益は4489万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失1億1867万円)だった。
経営成績に関する説明
ボルテージグループでは「日本語女性向け」「英語・アジア女性向け」「男性向け」「リアイベ」「電書・動画・コンシューマ」の5区分で事業を運営している。
当第1四半期連結累計期間における売上は、「英語・アジア女性向け」の売上が減少したが、「日本語女性向け」「男性向け」などの増加により、前年同期比で増加した。
費用に関しては、オフィス減床やリース料削減による賃借料の減少、採用抑制に伴う人員減による労務費の減少で、全体的に減少した。それにより、営業利益が黒字回復したそうだ。
セグメント毎の業績は以下。
日本語女性向け
日本語女性向けは「読み物型」「アバター型」「カード型」「声優型」のコンテンツを展開している。
主力の「アバター型」の売上が増加したことで、売上高は10億7853万円(前年同期比7.5%増)となった。
英語・アジア女性向け
英語・アジア女性向けは、「Love365」「Lovestruck」などを展開している。
主に「Lovestruck」の売上減少により、売上高は3億573万円(前年同期比17.2%減)となった。
男性向け
主に『六本木サディスティックナイト』の売上増により、売上高は3億2089万円(前年同期比28.5%増)となった。
リアイベ
イベントやライツ展開が増加したことで、売上高は4021万円(前年同期比61.2%増)を記録した。
電書・動画・コンシューマ
電書・動画・コンシューマでは、電子書籍(キスミル、ぼるコミ)とコンシューマ展開(Nintendo Switch向けコンテンツ)が該当する。
主にコンシューマ展開が増加したことで、売上高は1754万円(前年同期比277.1%増)となった。