主力のNHK業務が徐々に新型コロナウイルス感染症拡大前の状態に回復。メディア運営もマッチングアプリが好調に推移。
株式会社エヌリンクスは、2021年2月期第3四半期決算短信(連結)を1月13日(水)に発表した。当第3四半期連結累計期間の売上高27億8487万円(前年同期比19.4%減)、営業損失は11億4239万円(前年同期は営業損失2億3496万円)、経常利益は4億7093万円(前年同期は経常損失2億3039万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1億8733万円(前年同期は2億4533万円)だった。
経営成績に関する説明
主力事業である日本放送協会(以下、NHK)からの放送受信料の契約・収納代行業務にて、新型コロナウイルス感染症の感染拡大と緊急事態宣言の発令により、2020年3月27日から関東を中心とした一部の支店、また、同年4月8日から全国すべての支店において5月31日まで、取引先であるNHKと協議のうえ、訪問活動などによる営業活動を自粛した。
6月1日以降は、業務の一部を制限しての営業活動を行なっているが、段階的に制限は緩和されており、徐々に新型コロナウイルス感染症の拡大以前の営業状態に戻りつつある。
メディア事業の不動産メディア業務(「Rooch」「イエプラ」「家AGENT」などの運営)に関しては、新型コロナウイルス感染症の影響により家AGENTにおいて、一部店舗業務を制限していたが、現在では全業務を再開した。
一方、メディア運営については、ゲーム攻略サイトの「アルテマ」「ゴリラwiki」、マッチングアプリ情報サイト「マッチングアプリPlus」「LiFe」が共に好調に推移しており、また、前期より開発を進めていたマッチングアプリ「ペアフル」のサービスを、2020年10月26日から開始した。
当第3四半期連結累計期間の売上高については、NHK業務において、新規案件を4案件開始しているほか、メディア運営で特にマッチングアプリ情報サイトが好調に推移しているが、新型コロナウイルス感染症の拡大による影響を受けて、前年同期比で減少という結果になった。